2025年– date –
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悪は毒、避けて進むが智者の道
■引用原文(日本語訳) 一四*同行する仲間が少ないのに多くの財を運ばねばならぬ商人が、危険な道を避けるように、また生きたいとねがう人が毒を避けるように、ひとはもろもろの悪を避けよ。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 同行する仲間が少ないのに:助け... -
不平等に抗し、悪を避けて歩む者こそ賢者
■引用原文(日本語訳) 一三*眼のある人は、不平等のようなことがらに勇敢に打ち克つ。たとい何かが存在していても。賢者は、この命あるものどもの世界において、悪いことがらを全く避けるべきである。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 眼のある人:真理を見... -
人は自らを磨くよりほかに道はない
■引用原文(日本語訳) 一二人は他人を浄めることができない、もしもその他人が内的に心のはたらきが浄らかでないならば。金剛石が宝石を磨くように悪人を錬磨すること〔はできない。〕―『ダンマパダ』より ■逐語訳 人は他人を浄めることができない:いか... -
心の汚れも浄らかさも、自らが選ぶ
■引用原文(日本語訳) 一一*みずから悪をなすならば、つねに自分が汚れる。みずから悪をなさないならば、自分が浄まる。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 みずから悪をなすならば:自分自身の意志と行動によって悪行を行えば、 つねに自分が汚れる:その影響... -
行為は影のごとく己に従う
■引用原文(日本語訳) 一〇*人が何をしようとも、その報いが自分に起こるのを見る。善いことを行なった人は良い報いを見、悪いことを行なった人は悪い報いを見る。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 人が何をしようとも:すべての行為は、他人に対してでも自... -
誹謗は風に投げた塵のごとく、己に返る
■引用原文(日本語訳) 九*汚れの無い人、つねに清くして咎のない人、を汚す者がいるならば、そのわざわいは、かえってその浅はかな人に戻って来る。風にさからって細い塵を投げると、(その人にもどって来る)ようなものである。―『ダンマパダ』より ■逐... -
静かにして揺るがず、悪を吹き払う風となれ
■引用原文(日本語訳) 八*かれは、心が静まり、(欲望が)止み、ゆっくりと語り、ざわざわすることなく、悪いことがらを吹き払う。風が木の葉を吹き払うように。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 心が静まり:内面のざわつきや動揺が鎮まり、平静を保ってい... -
過ちを諫める者こそ、真の友である
■引用原文(日本語訳) 七*(自分が)悪いことをしないようにさせ、罪過を指し示し過ちを告げてくれる聡明な人に会ったならば、そのような、(自分の)過ちを制してくれる賢い人につねにつき従え。そのような人につき従うならば、善いことがあり、悪いこ... -
とらわれを捨てた心に、恐れはない
■引用原文(日本語訳) 六*心が煩悩に汚されることなく、心が縛られることなく、善悪のはからいを捨てた人には、悪い領域(=地獄)に落ちるのではないかという恐れが無い。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 心が煩悩に汚されることなく:欲望・怒り・無知と... -
孤独にして豊かなる、真理の味を知れ
■引用原文(日本語訳) 五*孤独の味、心の安らいの味をあじわったならば、熱のような悩みも無く、罪過も無くなる、真理の喜びの味をあじわいながら。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 孤独の味:群れから離れた静けさ、自己と対話する独りの時間の味わい。 心...