2025年– date –
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小さな悪が、大きな禍を呼ぶ
■引用原文(日本語訳) 二四かでも悪いことをしたならば、つねに来世に苦しみを生じ、大きな禍を生ずることになる。毒が腹の中にあるようなものである。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 かでも悪いことをしたならば:「たとえ少しでも」「軽い気持ちで」行っ... -
善は急げ、心に隙を与えるな
■引用原文(日本語訳) 二三*善をなすのを急げ。悪から心を退けよ。善をなすのにのろのろしたら、心は悪事をたのしむ。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 善をなすのを急げ:良いと分かったことは、ためらわずにすぐ実行せよ。 悪から心を退けよ:悪しきことに... -
善を重ねて喜びとなせ
■引用原文(日本語訳) 二二*人がもしも善いことをしたならば、それを繰り返せ。善いことを心がけよ。善いことがつみ重なるのは楽しみである。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 善いことをしたならば:人に喜ばれること、誠実・思いやり・正直・感謝といった... -
悪を重ねれば苦しみは深まる
■引用原文(日本語訳) 二一*人がもしも悪いことをしたならば、それを繰り返すな。悪事を心がけるな。悪がつみ重なるのは苦しみである。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 人がもしも悪いことをしたならば:すでに誤った行為をしてしまったとき、 それを繰り返... -
善の果は、時を経て静かに花ひらく
■引用原文(日本語訳) 二〇*まだ善の果報が熟しないあいだは、善人でもわざわいに遇うことがある。しかし善の果報が熟したときには、善人は幸福に遇うのである。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 善の果報が熟しないあいだ:善行の結果(カルマの果)がまだ... -
悪の果は、時を待ちて必ず実る
■引用原文(日本語訳) 一九*まだ悪の報いが熟しないあいだは、悪人でも幸運に遇うことがある。しかし悪の報いが熟したときには、悪人はわざわいに遇うのである。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 悪の報いが熟しないあいだ:行った悪行の結果が、まだ表れて... -
蜜の味に惑わされず、報いを見よ
■引用原文(日本語訳) 一八*愚かな者は、悪いことを行なっても、その報いの現われないあいだは、それを蜜のように思いなす。しかしその罪の報いの現われたときには、苦悩を受ける。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 愚かな者:目先の利益や快楽にとらわれ、... -
習慣が道をつくり、性格が行為を導く
■引用原文(日本語訳) 一七*善人は善をなし易い。悪人は善をなし難い。悪人は悪をなし易い。聖者は悪をなし難い。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 善人は善をなし易い:心が清く、善を常とする人は自然に善い行為を選ぶ。 悪人は善をなし難い:悪しき性向に... -
易きに流れず、難きを為せ
■引用原文(日本語訳) 一六*善からぬこと、己れのためにならぬことはなし易い。ためになることで、しかも健全なことは、実に極めてなし難い。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 善からぬこと:道徳的・精神的に良くない行い。欲望や怠惰など。 己れのためにな... -
清き人に、悪は触れ得ない
■引用原文(日本語訳) 一五*もしも掌に傷が無いならば、その人は掌で毒をもっていることもできるであろう。傷の無い人に、毒は及ばない。悪をなさない人には、悪の及ぶことがない。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 掌に傷が無いならば:物理的な傷がないよ...