2025年– date –
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外見を飾るより、まず心を清めよ
📜 原文(第二九章 七) 「けがれた汚物を除いていないのに、黄色の法衣をまとおうと欲する人は、自制と柔和とが無いのであるから、黄色の法衣にふさわしくない。」 🔍 逐語解釈と要点 けがれた汚物:内面の煩悩、欲望、怒り、傲... -
疑いを越える修行の力――清浄なる思念が真理を開く
📜 原文(第二九章 六) 「思念して熱心に清らかな修行を行なっている人々は、ここで(自分が)いだき、あるいは別々の人がいだき、この世でいだかれ、またかの世についていだかれる一切の疑いをすべて捨ててしまう。」 🔍 逐語解... -
欲望の火に舞う蛾のように――執着は新たな束縛を生む
📜 原文(第二九章 五) 「(経験するものを)実質のある物だと思って、走り近づいて行くが、ただそのたびごとに新しい束縛を身に受けるだけである。暗黒のなかから出て来た蛾が(火の中に)落ちるようなものである。かれらは、見たり聞いたり... -
真実を見抜く力が、悟りへの道を開く
📜 原文(第二九章 四) 「まことであるものを、まことであると知り、まことではないものを、まことではないと知る人は、正しき思いにしたがって、ついに真実に達する。」 🔍 逐語解釈と要点 まことであるものをまことであると知... -
誤った眼差しは、真実から遠ざかる
📜 原文(第二九章 三) 「まことではないものを、まことであると見なし、まことであるものを、まことではないと見なす人々は、あやまった思いにとらわれて、ついに真実に達しない。」 🔍 逐語解釈と要点 まことではないもの:一... -
真理の光は、仮説の影を拭う
📜 原文(第二九章 二) 「そのように、如来が世に現われ出ないあいだは、(仏教外の)思索者たちが照らしていた。しかし世の中が仏によって照されると、思索者は輝やかないし、その人の弟子も輝やかない。」 🔍 逐語解釈と要点 ... -
真の光は、仮の輝きを沈める
📜 原文と主旨 第二九章 一「太陽が昇らないあいだは螢が輝やいている。しかし太陽が昇ると、にわかに暗黒色となり、輝かない。」 この章句は、一見輝いて見えるものも、より大きく本質的な存在が現れると、その輝きを失うことをたとえていま... -
善を積む者は、恐れなく渡る
■引用原文(日本語訳) 四〇善いことをして、悪いことをしないならば、善い人々が福徳のもとを昔行なったのであっても、決して死を恐れない。堅固な舟で河を渡る人々のように。 ―『ダンマパダ』第二八章「悪」より ■逐語訳 善いことをして、悪いことをしな... -
悪に染まり、善を怠れば、魂は沈む
■引用原文(日本語訳) 三九また悪いことをして、善いことをしないならば、悪い行ないをした人は、禍のもとを身に受けて、福徳を捨てて、この世で死を恐れる。大水のさ中に難破した舟に乗っている人のように。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 悪いことをして... -
善は心に安らぎを育み、天にも届く
■引用原文(日本語訳) 三八善いことをしたならば、ひとは快く楽しむ。ずっと昔にしたことであっても、遠いところでしたことであっても、ひとは快く楽しむ。人に知られずにしたことであっても、ひとは快く楽しむ。幸あるところ(=天の世界)におもむいて...