2025年– date –
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真の評価は、理解する者の手によってなされる
📜 原文(第47節) もしも心ある人々が善と悪とを一つ一つ考察して或る人を称讃するならば、その称讃は正しく説かれたものである。しかし無智なる人々はかれを称讃しない。 🔍 用語解説 表現解説心ある人々感性や理性を持ち合わせ... -
称賛にも誹りにも動じぬ人であれ
📜 原文(第四六節) ただ誹られるだけの人、またはただ褒められるだけの人は、過去にもいなかったし、未来にもいないであろう、また現在にもいない。 🔍 用語解説 表現解釈・背景誹られる(そしられる)批判される、非難される。... -
非難を恐れず、正しき道を歩め
📜 原文(第四三節) 沈黙せる者も非難され、多く語る者も非難され、すこしく語る者も非難される。世に非難されない者はいない。 🔍 用語解説 表現解説沈黙せる者慎んで語らない人。沈黙が「消極的」「傲慢」と受け取られることも... -
真理を語る者は、旗を掲げよ
📜 原文(第四四節) 真理を説き、輝やかすべし。仙人の幢をかかげよ。諸の仙人は、真理を重んじ、つねに善く語ることをはたじるしとしている。 🔍 用語解説 表現意味と背景真理(ダルマ)仏教における普遍的な法則、真の教え。行... -
沈黙の中に光を宿し、語るときに真理を照らす
📜 原文(第四三節) 愚者のあいだに混っている賢者は、物を言わなければその存在が知られない。しかし物を言って、汚れのない境地を説くならば、その存在が知られる。 🔍 用語解説 表現解説愚者のあいだに混っている賢者外見や立... -
善をなせば、心は喜び、道は光る
📜 原文(第四二節) 善いことはするほうがよい。なして、後に悔いがない。善いことをしたならば、(のちに)喜ぶ。善いところ(=天上)に行って喜ぶ。 🔍 用語解説 用語解説善いこと慈悲・正直・布施・忍耐など、他者や自分にと... -
行動は慎重に──悪をなすより、静かなる徳
📜 原文(第四一節) 悪いことをするよりは、何もしないほうがよい。悪いことをすれば、後に悔いる。悪いことをしたならば、(のちに)憂える。悪いところ(=地獄)に行って憂える。 🔍 用語解説 用語解説悪いこと貪(とん)・瞋... -
縛りを知り、超えることで、自由が始まる
📜 原文(第四〇節) 束縛から迷いの生存が生じ、束縛を離れることから迷いの生存が滅びる。聡明な人は、生存の生ずることと滅びることとのこの二種の道を知って、諸の束縛を超えるようなその境地を学べ。 🔍 語句と思想の要点 用... -
束縛を断つ者が、真の自由に至る
📜 原文(第三九節) 愚人は束縛によって迷っているが、賢者は束縛を断ち切る。聡明な人は束縛を取りのぞいて、ここに神々と人間とのすべての束縛を断ち切って、あらゆる苦しみから解脱する。 🔍 キーワード解説 語句意味束縛(バ... -
足跡なき虚空に、生き方の真実はある
📜 原文(第三八節) 虚空には足跡が無い。外面的なことを気にかける〈道の人〉は存在しない。愚人どもは汚れのあらわれをたのしむが、修行完成者たちは汚れのあらわれをはなれている。 🔍 用語と象徴解説 表現解説・意味虚空には...