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すべてを手放したとき、真の自由が訪れる
📜 原文(第五七節) 前でも捨てよ。後でも捨てよ。中間でも棄てよ。生存の彼岸に達した人はあらゆることがらについて心が解脱していて、もはや生れと老いとを受けることが無いであろう。 🔍 用語解説 用語解説前・後・中間過去・... -
心静かにして、聖なる岸へ至る
📜 原文(第56節) 想を払いのけて、心の内がすっかり静かになっている人は、すべての想い・執著をのり超えて、束縛を離れ、未だ渡らぬ聖河合流霊域におもむく。 🔍 用語解説 用語・表現解説想(そう)心に浮かぶさまざまなイメー... -
執着なき者に道は問えぬ
📜 原文(第55節) 世の人々を誘うために網のようにからみつき執著をなす妄執は、かれには存在しない。ブッダの境地は、ひろくて涯しがない。足跡をもたないかれを、いかなる道によって誘い得るであろうか? 🔍 用語解説 表現解説... -
根なき者の根強さ
📜 原文(第54節) 地の中に根も無く、葉も無く、蔓草もまとっていないで、束縛から解き放たれたこのしっかりとした人を、誰が非難し得るであろうか! 🔍 用語解説 用語・表現解釈根も無く、葉も無く、蔓草もまとっていない一切の... -
執着なき者に、誰が道を示せるか
📜 原文(第53節) 世の人々を誘うために網のようにからみつき執著をなす妄執は、かれには存在しない。ブッダの境地はひろくて涯しがない。足跡をもたないかれを、いかなる道によって誘い得るであろうか? 🔍 用語解説 用語・表現... -
勝利なき勝利、道なき導き
📜 原文(第52節) ブッダの勝利は敗れることがない。この世においては何人(なんびと)も、かれの勝利には達し得ない。ブッダの境地はひろくて涯しがない。足跡をもたないかれを、いかなる道によって誘い得るであろうか? 🔍 用... -
愛執なき行為、名なき聖者
📜 原文(第51節) 妄想して考え出された現象界もなく、個人存在の連続もなく、障害もなくなって、はたらきのなくなった人、愛執を離れて行じている聖者を、神々も世人も、それだと識ることがない。 🔍 用語解説 表現解釈妄想して... -
根のように静まり、執着を脱いだ者は、非難されることがない
📜 原文(第50節) 地中の根に皮もなく、葉もなく、蔓草もまとっていないで、束縛から解き放たれたこのしっかりとした人を、誰が非難し得るだろうか? 🔍 用語解説 表現意味と象徴地中の根地に深く、表には現れず、目立たないが堅... -
誉めにも貶しにも、心を動かさぬ者こそ賢者
📜 原文(第49節) あたかも一つの岩の塊りが風に揺がないように、賢者は非難と称讃とに動じない。 🔍 用語解説 表現解釈岩の塊り揺るがぬ存在。比喩として「精神的に強靭な者」を表す。風に揺がない外的な影響(世間の評価や言葉... -
黄金のような人格は、非難の余地なき輝きを放つ
📜 原文(第48節) 聡明であり、徳行あり、知慧をそなえ、諸の戒しめをまもって身を慎しんでいるその人を、誰が非難し得るだろうか?かれはジャンブー河から得られる黄金でつくった金貨のようなものである。 🔍 用語解説 表現解釈...