2025年– date –
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心を制し、恐れと怒りを超えて、解脱を得よ
■引用原文(日本語訳) 感官と意と知性を制御し、願望と恐怖と怒りを離れ、解脱に専念する。常にこのようである聖者は、まさに解脱している。(第5章 第28節) ■逐語訳 感覚器官、心(意志)、知性をよく制御し、欲望・恐怖・怒りを手放し、解脱(モークシ... -
感覚を静め、呼吸を調え、内なる集中を得よ
■引用原文(日本語訳) 外界との接触を離れ、眼を眉間に注ぎ、鼻孔を通るプラーナ気とアパーナ気とを均等にして、(第5章 第27節) ■逐語訳 外の対象との接触(五感)を断ち、視線を眉間(第三の目の位置)に集中し、鼻孔を通って出入りするプラーナ(吸気... -
欲望と怒りを離れて、真の自由に近づく
■引用原文(日本語訳) 欲望と怒りを離れ、心を制御し、自己を知った修行者たちにとって、ブラフマンにおける涅槃は近くにある。(第5章 第26節) ■逐語訳 欲望と怒りを超えて離れ、心を静かに制御し、真の自己を体得した修行者たちには、ブラフマンにおけ... -
他者の幸福を喜べる人に、真の安らぎが訪れる
■引用原文(日本語訳) 罪障を滅し、疑惑を断ち、自己を制御し、すべての生類の幸せを喜ぶ聖仙たちは、ブラフマンにおける涅槃に達する。(第5章 第25節) ■逐語訳 罪の障りを滅し、迷いの疑いを断ち、自らを制御し、すべての生命ある存在の幸福を喜ぶ聖者... -
内なる喜びに目覚める者、真の自由に至る
■引用原文(日本語訳) 内に幸福あり、内に楽しみあり、内に光明あるヨーギンは、ブラフマンと一体化し、ブラフマンにおける涅槃に達する。(第5章 第24節) ■逐語訳 内に幸福を見出し、内に楽しみを味わい、内に輝きを見いだすヨーギンは、ブラフマンと一... -
怒りと欲望に勝つ者が、真の幸福を得る
■引用原文(日本語訳) まさにこの世で、身体から解放される前に、欲望と怒りから生ずる激情に耐え得る者は、専心した幸福な人である。(第5章 第23節) ■逐語訳 まさにこの世において、肉体が滅する(=死ぬ)以前に、欲望と怒りから生じる強い情動に打ち... -
快楽を追えば、苦がともにやって来る
■引用原文(日本語訳) 実に、接触から生ずる諸々の享楽は、苦を生むものにすぎず、始めと終りのあるものである。アルジュナよ、知者はそれらにおいて楽しまない。(第5章 第22節) ■逐語訳 感覚との接触によって生まれるあらゆる快楽は、苦しみを伴うもの... -
内に幸福を見出す者は、永遠に揺るがない
■引用原文(日本語訳) 外界との接触に執心せず、自己のうちに幸福を見出し、ブラフマンのヨーガに専心し、彼は不滅の幸福を得る。(第5章 第21節) ■逐語訳 外界の対象との接触に執着せず、内なる自己のうちに安らぎと喜びを見出す者は、ブラフマンとの一... -
揺るがぬ心が、真の自由をもたらす
■引用原文(日本語訳) 知性が確立し、迷妄なく、ブラフマンを知り、ブラフマンに止まる人は、好ましいものを得ても喜ばず、好ましくないものを得ても嫌悪しない。(第5章 第20節) ■逐語訳 知性が安定し、迷いがなく、ブラフマンを知ってそれに一体となっ... -
心を等しきところに保てば、この世をも超える
■引用原文(日本語訳) 意が平等の境地に止まった人々は、まさにこの世で生存(輪廻)を征服している。というのは、ブラフマンは欠陥がなく、平等である。それ故、彼らはブラフマンに止まっている。(第5章 第19節) ■逐語訳 心が平等性(サマットヴァ)に...