2025年– date –
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静かなる座にて、心を統一せよ
■引用原文(日本語訳) 「その座に坐り、意(思考器官)を専ら集中し、心と感官の活動を制御し、自己の清浄のためにヨーガを修めるべきである。」(『バガヴァッド・ギーター』第6章 第12節) ■逐語訳(一文ずつ) 整えられた座に安定して坐り、 意(マナ... -
整えられた座に、整えられた心が宿る
■引用原文(日本語訳) 「清浄な場所に、自己のため、高すぎず低すぎない、布と皮とクシャ草で覆った、堅固な座を設け、」(『バガヴァッド・ギーター』第6章 第11節) ■逐語訳(一文ずつ) 清らかで穏やかな場所において、 自らの修行のために、 高すぎも... -
静けさの中で、執着なき専心を貫く
■引用原文(日本語訳) 「ヨーギンは一人で隠棲し、心身を制御し、願望なく、所有なく、常に専心すべきである。」(『バガヴァッド・ギーター』第6章 第10節) ■逐語訳(一文ずつ) ヨーギンは孤独な場所に隠棲し、 心と身体を整えて制御し、 欲望を持たず... -
すべての人に、偏りなきまなざしを
■引用原文(日本語訳) 「親しい者、盟友、敵、中立者、中間者、憎むべき者、縁者に対し、また善人と悪人に対し、平等に考える人は優れている。」(『バガヴァッド・ギーター』第6章 第9節) ■逐語訳(一文ずつ) 親しい者や味方、敵や中立の人、 関係があ... -
理と行を兼ね備え、心ゆるがぬ者こそ真の専心者
■引用原文(日本語訳) 「理論知と実践知により自己が充足し、揺ぎなく、感官を克服し、土塊や石や黄金を平等(同一)に見るヨーギンが、『専心した者』と呼ばれる。」(『バガヴァッド・ギーター』第6章 第8節) ■逐語訳(一文ずつ) 理論知(知識)と実... -
平静の達人は、称賛にも非難にも動じない
■引用原文(日本語訳) 「自己を克服し寂滅した人の最高の自己は、寒暑や苦楽においても、毀誉褒貶においても、統一された状態でいる。」(『バガヴァッド・ギーター』第6章 第7節) ■逐語訳(一文ずつ) 自己を克服し(内面の衝動に勝ち)、心が静寂(寂... -
己を制する者、己を友とす
■引用原文(日本語訳) 「自ら自己を克服した人にとって、自己は自己の友である。しかし自己を制していない人にとって、自己はまさに敵のように敵対する。」(『バガヴァッド・ギーター』第6章 第6節) ■逐語訳(一文ずつ) 自分の心を克服した者にとって... -
自己こそ、最大の味方であり、最大の敵である
■引用原文(日本語訳) 「自ら自己を高めるべきである。自己を沈めてはならぬ。実に自己こそ自己の友である。自己こそ自己の敵である。」(『バガヴァッド・ギーター』第6章 第5節) ■逐語訳(一文ずつ) 自分自身の努力によって、自己(魂・心)を高める... -
執着なき者こそ、ヨーガの頂に立つ
■引用原文(日本語訳) 「実に、感官の対象と行為とに執着せず、すべての意図を放擲した人は、ヨーガに登った人と言われる。」(『バガヴァッド・ギーター』第6章 第4節) ■逐語訳(一文ずつ) 感覚の対象(外界の快楽)と行為(行動・仕事)に対する執着... -
行為の先に、静寂の境地が待っている
■引用原文(日本語訳) 「ヨーガに登ろうとする聖者にとって、行為が手段であると言われる。ヨーガに登った人にとって、寂滅が手段であると言われる。」(『バガヴァッド・ギーター』第6章 第3節) ■逐語訳(一文ずつ) ヨーガの道を目指す修行者にとって...