2025年– date –
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真の幸福を得た者は、失うことを恐れない
■引用原文(日本語訳) それを得れば、他の利得を劣るものと考え、そこに止まれば、大きな苦しみによっても動揺させられることがない。―『バガヴァッド・ギーター』第6章 第22節 ■逐語訳(一文ずつ) それ(=先の節の「窮極の幸福」)を得れば、 他のどん... -
感覚を超えたところに、真の幸福がある
■引用原文(日本語訳) そこにおいて、感官を超えた、知性により認識さるべき窮極の幸福を人は知り、そこに止まって真理を逸脱することなく、―『バガヴァッド・ギーター』第6章 第21節 ■逐語訳(一文ずつ) その境地において、 人は感官(五感)を超えた、... -
自己の中に真の歓喜を見いだす
■引用原文(日本語訳) そこにおいて、心はヨーガの実修により抑制されて静まり、人は自ら自己のうちに自己を見て満足し、―『バガヴァッド・ギーター』第6章 第20節 ■逐語訳(一文ずつ) その境地において、 心はヨーガの実践によって静まり、 人は自己の... -
揺るがぬ心、静寂の灯火
■引用原文(日本語訳) 「風のない所にある灯火が揺がぬように」とは、心を制御し、自己のためのヨーガを修めているヨーギンの比喩であると伝えられる。―『バガヴァッド・ギーター』第6章 第19節 ■逐語訳(一文ずつ) 「風の吹かぬ静かな場所にある灯火が... -
欲を離れ、心を自己に据えるとき
■引用原文(日本語訳) 「心が制御され、自己においてのみ安住する時、その人はすべての欲望を願うことなく、『専心した者』であると言われる。」―『バガヴァッド・ギーター』第6章 第18節 ■逐語訳(一文ずつ) 心(マナス)がよく制御されており、 そして... -
節度が導く、心の自由と静けさ
■引用原文(日本語訳) 「節度をもって食べ、散策し、行為において節度をもって行動し、節度をもって睡眠し、目覚めている者に、苦を滅するヨーガが可能である。」―『バガヴァッド・ギーター』第6章 第17節 ■逐語訳(一文ずつ) 食事において節度を持ち、 ... -
節度の中にこそ、道はひらかれる
■引用原文(日本語訳) 「食べすぎる者にも、全く食べない者にも、睡眠をとりすぎる者にも、不眠の者にも、ヨーガは不可能である。」―『バガヴァッド・ギーター』第6章 第16節 ■逐語訳(一文ずつ) 過度に食べる者に対しても、 まったく食べない者に対して... -
専心の果てに、静けさと涅槃が訪れる
■引用原文(日本語訳) 「このように常に専心し、意を制御したヨーギンは、涅槃をその極致とする、私に依拠する寂静に達する。」(『バガヴァッド・ギーター』第6章 第15節) ■逐語訳(一文ずつ) このように、常に一心に集中して(専心し)、 思考を制御... -
恐れを離れ、静けさと誓いの中で神に心を向けよ
■引用原文(日本語訳) 「自己(心)を静め、恐怖を離れ、梵行(禁欲)の誓いを守り、意を制御して、私に心を向け、私に専念し、専心して坐すべきである。」(『バガヴァッド・ギーター』第6章 第14節) ■逐語訳(一文ずつ) 心(自己)を静かに保ち、 恐... -
姿勢を整え、心を定める
■引用原文(日本語訳) 「体と頭と首を一直線に不動に保ち、堅固〔に坐し〕、自らの鼻の先を凝視し、諸方を見ることなく、」(『バガヴァッド・ギーター』第6章 第13節) ■逐語訳(一文ずつ) 体と頭と首をまっすぐに一直線にして、 その姿勢を揺るがせる...