2025年– date –
-
自己に照らして他者を思う者が、真の修行者である
■引用原文(日本語訳) 自己との類比により*、幸福にせよ不幸にせよ、それを一切〔の生類〕において等しいものと見る人、彼は最高のヨーギンであると考えられる。―『バガヴァッド・ギーター』第6章 第32節 ■逐語訳(一文ずつ) 自己との類比(自己に倣っ... -
一体観に生きる者は、どこにいても神のうちにある
■引用原文(日本語訳) 一体観*に立って、万物に存する私を信愛する者、そのヨーギンは、いかなる状態にあろうとも、私のうちにある。―『バガヴァッド・ギーター』第6章 第31節 ■逐語訳(一文ずつ) 万物に存在する私を 一体観に立って(等しく)愛する者... -
一体化のまなざしが、永遠のつながりを生む
■引用原文(日本語訳) 私を一切のうちに認め、一切を私のうちに見る人にとって、私は失われることなく、また、私にとって、彼は失われることがない。―『バガヴァッド・ギーター』第6章 第30節 ■逐語訳(一文ずつ) 私(神)を一切の存在の中に見る者、 一... -
万物に自己を見、自己に万物を見る
■引用原文(日本語訳) ヨーガに専心し、一切を平等に見る人は、自己を万物に存すると認め、また万物を自己のうちに見る。―『バガヴァッド・ギーター』第6章 第29節 ■逐語訳(一文ずつ) ヨーガに専心する者は、 すべての存在を平等に見つめ、 自己がすべ... -
専心の継続が、至高の結合をもたらす
■引用原文(日本語訳) このように常に専心し、罪障を離れたヨーギンは、容易に、ブラフマンとの結合という窮極の幸福を得る。―『バガヴァッド・ギーター』第6章 第28節 ■逐語訳(一文ずつ) このように常に専心し、 罪や穢れから離れたヨーギン(修行者)... -
心の静寂が、至上の幸福を導く
■引用原文(日本語訳) 実に、意が静まり、激質が静まり、ブラフマンと一体化した罪障のないヨーギンに、最高の幸福が訪れる。―『バガヴァッド・ギーター』第6章 第27節 ■逐語訳(一文ずつ) 確かに、心(意)が静まり、 激質(ラジャス)が静まり、 ブラ... -
さまよう心を、根気強く自己に戻す
■引用原文(日本語訳) 動揺し不安定な意がいかなる原因でさまよい出ても、各々の原因からそれを制御して、自己の支配下に導くべきである。―『バガヴァッド・ギーター』第6章 第26節 ■逐語訳(一文ずつ) 動揺し、不安定な心(意)が、 いかなる理由によっ... -
心を制して、静けさの中心に還る
■引用原文(日本語訳) 堅固に保たれた知性により、意を自己にのみ止めて、次第に寂静に達すべきである。他の何ものをも思考すべきではない。―『バガヴァッド・ギーター』第6章 第25節 ■逐語訳(一文ずつ) 確固たる知性によって、心(意)を自己の内にの... -
欲望を手放し、自己を制する者が自由を得る
■引用原文(日本語訳) 意図(願望)から生じた一切の欲望を残らず捨て、意により感官の群をすべて制御し、―『バガヴァッド・ギーター』第6章 第24節 ■逐語訳(一文ずつ) 意図(願望)に基づく、あらゆる欲望をことごとく放棄し、 意志(心の働き)によっ... -
苦しみを断ち切る決意こそ、真のヨーガの始まり
■引用原文(日本語訳) そのような、苦との結合から離れることが、ヨーガと呼ばれるものであると知れ。このヨーガを、ひるむことなく決然と修めよ。―『バガヴァッド・ギーター』第6章 第23節 ■逐語訳(一文ずつ) そのような(=前節の「真の幸福にとどま...