2025年– date –
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真理から遠ざかる者の特徴
■原文 悪をなす迷える最低の人々は私に帰依しない。その知識は幻力に奪われ、阿修羅的な状態*に止まる。(第7章・第15節) ■書き下し文 悪をなす、迷える卑しき人々は、我に帰依せず。かれらの知識は幻力に奪われ、阿修羅の性にとどまれり。 ■現代語訳(... -
迷妄の幻力を超える鍵は帰依にある
■原文 実に、この要素からなる私の神的な幻力*は超え難い。ただ私に帰依する人々は、この幻力を超える。(第7章・第14節) ■書き下し文 まことに、この三種の性質よりなる我が神なる幻力は、超えがたきものなり。ただ我に帰依する者のみ、この幻力を超え... -
三性に迷う世界、至高者を見失う
■原文 これら三種の要素からなる状態により、この全世界は迷わされ、これらよりも高く、不変である私を理解しない。(第7章・第13節) ■書き下し文 これら三種の性より成る状態によって、この全世界は迷わされ、これらよりも高き、不変なる我を理解せず。 ... -
自然の三性は、私から生じて私に帰する
■原文 純質的、激質的、暗質*的な状態は、まさに私から生ずると知れ。しかし私はそれらの中にはなく、それらが私の中にある。(第7章・第12節) ■書き下し文 純質・激質・暗質の状態は、まさに我より生ずると知れ。されど我は、それらの中にはなく、それ... -
欲望を浄化する力の源泉
■原文 私は力ある者の、欲望と愛執を離れた力である。私は生類における、美徳(義務)に反しない欲望である。(第7章・第11節) ■書き下し文 我は、欲望と愛執を離れた、力ある者の力なり。我は、諸生類における、義に背かざる欲望なり。 ■現代語訳(逐語... -
すべての根源に宿る創造と光
■原文 私は万物の永遠の種子であると知れ。私は知性ある者たちの知性であり、威光ある者たちの威光である。(第7章・第10節) ■書き下し文 我を万物の常住なる種子と知れ。我は、知ある者の知なり、威光ある者の威光なり。 ■現代語訳(逐語/一文ずつ) 私... -
あらゆる現象の中に働く神の力
■原文 私はまた地における芳香であり、火における光輝である。万物における生命であり、苦行者における熱力である。(第7章・第9節) ■書き下し文 我また、地における芳香なり、火における光輝なり。万物における生命なり、苦行者における熱力なり。 ■現代... -
あらゆる存在に内在する神のしるし
■原文 私は水における味である。私は月と太陽における光である。すべてのヴェーダにおける聖音(オーム)である。空における音、人間における雄々しさである。(第7章・第8節) ■書き下し文 我は、水における味なり。我は、月および太陽における光なり。一... -
すべてを貫く不可視の真理
■原文 私はより高いものは他に何もない。アルジュナよ。この全世界は私につながれている。宝玉の群が糸につながれるように。(第7章・第7節) ■書き下し文 我より高きものは、他になし。アルジュナよ。この一切の世界は、我に貫かれ、まるで真珠の群が糸に... -
宇宙の始まりと終わりを内包する存在
■原文 万物はこれに由来する*と理解せよ。私は全世界の本源であり終末である。(第7章・第6節) ■書き下し文 一切はこれに由ると知れ。われは世界の本源にして終末なり。 ■現代語訳(逐語/一文ずつ) 万物はこれに由来する*と理解せよ。 → この高次の...