2025年– date –
-
真理は、覆われて見えずとも、常にそこにある
■原文 ヨーガの幻力*に覆われた私は、すべての者に明瞭ではない。この迷える世界は、私が不生不滅であることを知らない。(第7章・第25節) ■書き下し文 ヨーガの幻力によって覆われた私は、すべての者に明らかではない。この迷える世界は、私が不生不滅... -
見えるものの奥に、見えざる本質を観よ
■原文 無知な人々は、非顕現*である私を顕現したもの*と考える。不変であり至高である、私の最高の状態を知らないで。(第7章・第24節) ■書き下し文 無知なる人々は、非顕現なる私を、顕現したものと見なす。不変であり至高なる私の真の姿を、彼らは知... -
有限なる果報か、無限なる帰趨か
■原文 しかし、これらの小知の人々の得る果報は有限である。神々を崇める人々は神々に至り、私を信愛する人(信者)はこの私に至ることができる。(第7章・第23節) ■書き下し文 しかしながら、小さな知識しか持たない人々の得る果報は、限られている。神... -
すべての願望は、私によって成就される
■原文 彼はその信仰と結ばれ、その神格を満足させることを望む。そしてそれから諸々の願望をかなえられる。それらは実は私自身によりかなえられたものである。(第7章・第22節) ■書き下し文 彼は、その信仰と結びつき、崇拝する神格を喜ばせようと望む。... -
信仰の形もまた、私の意志によって支えられる
■原文 それぞれの信者が、信仰をもってそれぞれの神格を崇めようと望む時、私は各々の信仰を不動のものとする。(第7章・第21節) ■書き下し文 それぞれの信者が、信仰をもって、それぞれの神格を崇敬しようと望むとき、私はその者の信仰を確固たるものと... -
欲望により真理を見失う
■原文 種々の欲望によりその知識を奪われた人々は、各自の本性*により定められた、他の神々に帰依する。各々の戒行*に依拠して。(第7章・第20節) ■書き下し文 種々の欲望によってその知識を奪われた人々は、それぞれの本性に従い、他の神々に帰依し、... -
ヴァースデーヴァは一切なり
■原文 幾多の生の最後に、知識ある人は、ヴァースデーヴァ(クリシュナ)はすべてであると考え、私に帰依する。そのような偉大な人は非常に得られ難い。(第7章・第19節) ■書き下し文 多くの生を経たのち、知ある者は、「ヴァースデーヴァこそ一切なり」... -
知をもって一体となる者
■原文 これらの人々はすべて気高い。しかし、知識ある人は、まさに私と一心同体であると考えられる。というのは、彼は専心し*、至高の帰趨である私に依拠しているから。(第7章・第18節) ■書き下し文 これらの人々はすべて気高し。されど知ある者は、ま... -
知と愛により最も近づく者
■原文 彼らのうち、常に〔私に〕専心し*、ひたむきな信愛*を抱く、知識ある人が優れている。知識ある人にとって私はこの上なく愛しく、私にとって彼は愛しいから。(第7章・第17節) ■書き下し文 彼らのうち、常に我に専心し、ひたむきなる信愛を抱く知... -
信愛に至る四つの道
■原文 アルジュナよ、四種の善行者が私を信愛する。すなわち、悩める人、知識を求める人、利益を求める人、知識ある人である。(第7章・第16節) ■書き下し文 アルジュナよ、四種の善き者は我を信愛す。すなわち、悩む者、知を求むる者、利を願う者、そし...