2025年– date –
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終わりに思うものが、魂の行き先を決める
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「臨終の時、私のみを念じて肉体を脱して逝く者は、私の状態に達する。この点に疑いはない。」――『バガヴァッド・ギーター』第8章第5節 ■逐語訳 「死に際して、私(神)だけを思いながら身体を去る者は、確... -
すべての領域に、真理は宿る――肉体を超えて内在する神性
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「被造物に関して、それは可滅の状態である。神格に関して、それはプルシャである。祭祀に関する者とは、この肉身における私に他ならない。」――『バガヴァッド・ギーター』第8章第4節 ■逐語訳 「被造物(ア... -
変わるものの中に、変わらぬ本質を見よ
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「ブラフマンは不滅にして最高の存在である。個物に関して、それは本性であると言われる。被造物の状態を生じさせる創造が『行為』と呼ばれる。」――『バガヴァッド・ギーター』第8章第3節 ■逐語訳 バガヴァ... -
いま、ここで自己を制する者が、死を越える智慧を得る
■引用原文(日本語訳) アルジュナは続けてたずねた。「また誰が、どのようにして、この肉身において、祭祀に関する者であるのか。また、臨終の時に、自己を制御した人々は、どのようにしてあなたを知り得るのか。」――『バガヴァッド・ギーター』第8章第2... -
問いこそが、真の目覚めの始まりである
■引用原文(日本語訳) アルジュナはたずねた。「ブラフマンとは何か。個物に関してとは何か。行為とは何か。被造物に関してと言われたのは何か。神格に関してと言われたのは何か。至高のプルシャよ。」――『バガヴァッド・ギーター』第8章第1節 ■逐語訳 ア... -
死の間際においても真実を知る者
■原文 また、被造物に関して、神格に関して〔それを知る〕。また、祭祀に関して私を知る。臨終の時においても、私をこのように知る人々は、〔私に〕専心し、〔真に〕私を知る。(第7章・第30節) ■書き下し文 また、被造物に関して、神格に関して、また祭... -
老死を超える者たちの知と帰依
■原文 老死から脱するため、私に帰依して努力する人々は、あのブラフマンを知る。個物に関して*その一切を知り、行為を残らず知る。(第7章・第29節) ■書き下し文 老死を免れんがために、我に帰依して努力する人々は、かのブラフマンを知り、個物に関し... -
善行の果てに至る、真の信念と信愛
■原文 しかし、善行の人々の罪悪が尽きる時、彼らは相対観の迷妄を脱し、強固な信念をもって*私を信愛する。(第7章・第28節) ■書き下し文 しかしながら、善行をなす者たちの罪業尽きるとき、彼らは相対観の迷妄を離れ、堅固な信念をもって、我を信愛す... -
好悪がもたらす迷い――創造の瞬間から始まる錯覚
■原文 好悪から生ずる相対観の迷妄により、万物は創造の時にすでに迷妄に陥る。(第7章・第27節) ■書き下し文 好悪より生ずる相対の迷妄によりて、衆生は創造の始めにおいてすでに迷いに陥る。 ■現代語訳(逐語/一文ずつ) 好悪から生ずる相対観の迷妄に... -
知る者はすべてを見通すが、真に知られることは稀である
■原文 私は過去、現在、未来の万物を知っている。アルジュナよ、しかし何者も私を知らない。(第7章・第26節) ■書き下し文 我は過去、現在、未来のすべての存在を知る。しかし、アルジュナよ、誰も我を知ることはない。 ■現代語訳(逐語/一文ずつ) 私は...