2025年– date –
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岩のごとき心に苦しみは近づかない
📜 引用原文(『ダンマパダ』第49偈) 心が岩山のように確立していて動揺しないで、心が染まり執著するはずのものから離れ、怒りをさそうものについても怒らず、このように心を修練した人に、どこから苦しみが来るだろうか? 🪶 逐語訳(意... -
足跡なき道を歩む者の安らぎ
📜 引用原文(『ダンマパダ』第48偈) 聖者たちは安らかに喜ぶ。かれらは(何ものをも)わがものであると思って憂えることがない。かれらの心は瞑想を楽しんでいる。かれらに足跡は存在しない。 🪶 逐語訳(意訳) 聖なる者たちは、心安らか... -
欲なき心、静寂の眠り
📜 引用原文(『ダンマパダ』第47偈) 聖者たちは安らかに眠る。かれらは(何ものをも)わがものであると思って憂えることがない。かれらの心は瞑想を楽しんでいる。かれらに欲望は存在しない。 🪶 逐語訳(意訳) 聖なる者たちは、穏やかに... -
五感を超える、智慧の悦び
📜 引用原文(『ダンマパダ』第46偈) 一つのものに心を集中し、道理を正しく観ずる人に起るような楽しみは、五種の楽器によっては起らない。 🪶 逐語訳(意訳) 心を一つの対象に集中させ、 正しい理解によって真理を見極めるような人が得... -
心の静けさこそ、安穏と解脱の証
📜 引用原文(『ダンマパダ』第44・45偈) 実に人が安穏を得るために、つねに心が躍り上り、ひるむことなく、善いことがらを修するならば、正しい知慧によって解脱して、やすらいに帰したその修行僧の心は静かである。ことばも静かである。身の行い... -
無執着の慈悲こそ、功徳を積む源泉
📜 引用原文(『ダンマパダ』第43偈) 汚れの無い心で、一つの生きものをさえも慈しむならば、それによって善が生ずるであろう。生きとし生けるものをすべて心で慈しむならば、聖者は多くの功徳を積むことになる。 🪶 逐語訳(意訳) 汚れの... -
害さず、慈しむ者に、敵はなし
📜 引用原文(『ダンマパダ』第42偈) 害する心がなくて、生けるものどもを愍(あわ)れみ、生きとし生ける者どもに対して慈しみの心があれば、かれは何人からも怨まれない。 ※同様の内容が42A、42Bとして繰り返し強調される。 🪶 逐語訳(... -
心が心に出会うとき、真の静寂と智慧が生まれる
📜 引用原文(『ダンマパダ』第41偈) ひとりで林の中で楽しむのであるから、轅(ながえ)のように長いもののある象が、他の象と出会うように、心が心と会うのである。 🪶 逐語訳(意訳) 一人きりで林の中に住み、物静かに喜びを味わう者は... -
心を護り、他を思いやる者は、幸せを保ち続ける
📜 引用原文(『ダンマパダ』第40偈) 牛が虫を払って自分の尾をまもるように、自分の心をまもりながら、生ける者どもを愍(あわ)れんでいる人は、幸せから退くことがない。 🪶 逐語訳(意訳) 牛が尾を使って虫を払い、自分の身体を守るよ... -
心を正しきにおさめ、執着なき者は、すでにここに解き放たれる
📜 引用原文(『ダンマパダ』第39偈) 覚のよすがに心を正しくおさめ、貪り取ることを捨て去って、執著のない境地に依存し、煩悩を滅ぼし尽して過ちを除き去った人々は、この世にあっても、全く解きほごされて安らいでいるのである。 🪶 逐...