2025年– date –
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幸福は習慣の中に築かれ、苦を越えて現れる
■引用原文(日本語訳) 「ところで、今度は、私から三種の幸福について聞け。バラタの雄牛よ。人が常修によりそこで楽しみ、苦の終熄に至り、」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第36節) ■逐語訳 「さて今、私(クリシュナ)から、三種類の幸福(スカ)に... -
頑なさは意志ではなく、無知のしがみつきである
■引用原文(日本語訳) 「また、愚者がその堅固さにより、睡眠、恐怖、悲しみ、嘆き、酔い(驕恣)を捨てない時、それは暗質的な堅固さである。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第35節) ■逐語訳 愚かな者が、 眠気(惰性)、 恐れ、 悲しみ、 嘆き、 ... -
執着に支えられた意志は、心を縛る
■引用原文(日本語訳) 「また、人が成果を期待して、その堅固さにより、美徳と享楽と実利を、執着して固持する時、それは激質的な堅固さである。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第34節) ■逐語訳 人が、・成果(報酬・果報)を期待しながら・道徳的善... -
揺るがぬ意志は、心と感覚を制する力
■引用原文(日本語訳) 「ヨーガによって不動となった堅固さにより、人が意と気息と感官の活動を固持(抑制)する時、それは純質的な堅固さである。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第33節) ■逐語訳 ヨーガ(精神統一・修行)によって得られた**揺るが... -
闇に覆われた知性は、世界を逆さに見る
■引用原文(日本語訳) 「その知性が闇に覆われて、不徳を美徳と考え、またすべてのものごとを顚倒して考える時、それは暗質的な知性である。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第32節) ■逐語訳 知性が・闇(タマス)に覆われ、・不徳(アダルマ)を美徳... -
混乱した知性は、善悪を逆転させる
■引用原文(日本語訳) 「その知性により、人が美徳と不徳、行うべきことと行うべきでないことを、不適切に理解する時、それは激質的な知性である。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第31節) ■逐語訳 ある人が、・善(ダルマ)と悪(アダルマ)、・やる... -
本当の知性とは、すべきことを見極める力
■引用原文(日本語訳) 「活動とその停止、行うべきことと行うべきでないこと、危険と安全、束縛と解脱を知る知性は、純質的な知性である。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第30節) ■逐語訳 行為において、・始めるべき行為(カルマ)と停止すべき行為... -
知と意志にも、心の質が現れる
■引用原文(日本語訳) 「知性の区別と堅固(充足)の区別も、要素に応じて三種類である。それを別個に、残らず説くから聞け。アルジュナ。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第29節) ■逐語訳 アルジュナよ、今から「知性(ブッディ)」と「堅固(ドリテ... -
心ここにあらずの働きは、魂を曇らせる
■引用原文(日本語訳) 「専心せず、凡俗、頑固、狡猾、不実、怠惰、悲観的であり、仕事の遅い者は、暗質的な行為者と言われる。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第28節) ■逐語訳 以下のような特徴を持つ者は、暗質(タマス)に属する行為者であるとさ... -
激しさに駆られる行為者は、心の奴隷である
■引用原文(日本語訳) 「激情的で、行為の成果を求め、貪欲で、加害を性とし、清浄でなく、喜悦と悲しみに満ちた者は、激質的な行為者と言われる。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第27節) ■逐語訳 ・激情に満ち(ラガヴァーン)、・行為の結果(果報...