2025年– date –
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己の務めを捧げることが、最高の信仰となる
■引用原文(日本語訳) 「彼から万物の活動があり、彼によってこの全世界が遍く満たされている者、彼を自己の行為により崇拝して、人は成就を見出す。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第46節) ■逐語訳 万物の活動は、彼(神・至高の存在)から生じる。... -
自分の道にこそ、完成の種がある
■引用原文(日本語訳) 「各自の行為にいそしむ人は成就を得る。自己の行為にいそしむ人が、どのようにして成就を見出すか、それを聞くがよい。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第45節) ■逐語訳 それぞれの人が、自分自身の性質(本性/スヴァバーヴァ... -
支える者こそ、社会の根をなす
■引用原文(日本語訳) 「農業と牧畜と商業は、本性より生ずるヴァイシャの行為である。シュードラの本性より生じた行為は、〔他の種姓に〕仕えることよりなる。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第44節) ■逐語訳 農業(クリシ) 牧畜(ゴーラクシャ) ... -
守る者の美徳――勇気と統御のリーダーシップ
■引用原文(日本語訳) 「勇猛、威光、堅固(沈着)、敏腕、戦闘において退かぬこと、布施、君主の資質。以上は本性より生ずるクシャトリヤの行為である。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第43節) ■逐語訳 以下の資質は、**クシャトリヤ(戦士・守護者... -
知を護り、道を照らす者の条件
■引用原文(日本語訳) 「寂滅、自制、苦行、清浄、忍耐、廉直、理論知と実践知、信仰。以上は本性より生ずるバラモンの行為である。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第42節) ■逐語訳 以下の徳目は、バラモン――すなわち精神的な叡智の担い手に**本性(... -
本性に応じた働きが、真の役割を照らす
■引用原文(日本語訳) 「バラモン、クシャトリヤ、ヴァイシャ、及びシュードラの行為は、〔それぞれの〕本性より生ずる要素に応じて配分されている。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第41節) ■逐語訳 バラモン(司祭階級)、クシャトリヤ(戦士・統治... -
すべては性質に縛られて生きている
■引用原文(日本語訳) 「地上においても天の神々においても、プラクリティ(根本原質)より生じた三要素から解放された生類はいない。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第40節) ■逐語訳 この地上に生きる存在も、天界の神々にさえも、**プラクリティ(... -
楽を選び続けた者に、幸福は訪れない
■引用原文(日本語訳) 「最初においても帰結においても、自己を迷わせる幸福、睡眠と怠惰と怠慢から生ずる幸福、それは暗質的な幸福と言われる。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第39節) ■逐語訳 最初から最後まで、自己を惑わせ、混乱させるような幸... -
快楽の始まりは甘くとも、終わりには心を蝕む
■引用原文(日本語訳) 「感官とその対象の結合から生じ、最初は甘露のようで結末は毒のような幸福、それは激質的な幸福と伝えられる。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第38節) ■逐語訳 感官(インドリヤ)とその対象(感覚的なもの・欲望対象)との結... -
苦しみの先にある、魂の甘露
■引用原文(日本語訳) 「最初は毒のようで結末は甘露のような幸福、自己認識の清澄さから生ずる幸福、それは純質的な幸福と言われる。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第37節) ■逐語訳 最初は毒のように苦しく感じられるが、最後には甘露(アムリタ)...