2025年– date –
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行為の中にいながら、自由の境地に至る道
■引用原文(日本語訳) 「私に帰依する人は、常に一切の行為をなしつつも、私の恩寵により、永遠で不変の境地に達する。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第56節) ■逐語訳 私(神/クリシュナ)に完全に帰依する人は、 常にあらゆる行為を実践しながら... -
真の理解は、愛から始まり、融合に至る
■引用原文(日本語訳) 「信愛により彼は真に私を知る。私がいかに広大であるか、私が何者であるかを。かくて真に私を知って、その直後に彼は私に入る。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第55節) ■逐語訳 信愛(バクティ)によって、彼(修行者・求道者... -
平等と信愛の境地が、真の自由を導く
■引用原文(日本語訳) 「ブラフマンと一体になり、その自己が平安になった人は、悲しまず、期待することもない。彼は万物に対し平等であり、私への最高の信愛を得る。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第54節) ■逐語訳 ブラフマンと一体になった者(ブ... -
“我”を手放したとき、宇宙とひとつになる
■引用原文(日本語訳) 「我執、暴力、尊大さ、欲望、怒り、所有を捨て、『私のもの』という思いなく、寂静に達した人は、ブラフマンと一体化することができる。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第53節) ■逐語訳 **自己への執着(我執)**や、 暴力・... -
静けさと節制の中に、真理は現れる
■引用原文(日本語訳) 「人里離れた場所に住み、節食し、言葉と身体と意を制御し、常に瞑想のヨーガに専念し、離欲を拠り所にし、」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第52節) ■逐語訳 人は、人里離れた静かな場所に身を置き、 食事を節制し、 言葉・身体... -
清き知性にて、感覚と欲望を離る
■引用原文(日本語訳) 「清浄な知性をそなえ、堅固さにより自己を制御し、音声などの感官の対象を捨て、また愛憎を捨て、」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第51節) ■逐語訳 清浄な知性(サットヴァ・ブッディ)を備え、 堅固な決意(ドリティ)によっ... -
知の終着点は、真理との一致にある
■引用原文(日本語訳) 「成就に達した者が、どのようにしてブラフマンに達するか、私はそれをごく簡潔に説くから聞け。アルジュナ。これが知識の最高の帰結である。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第50節) ■逐語訳 成就に達した者(シッディム・プラ... -
執着を離れた心が、行為を超越する
■引用原文(日本語訳) 「何ものにも執着しない知性を持ち、自己を克服し、願望を離れた人は、放擲により、行為の超越の、最高の成就に達する。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第49節) ■逐語訳 何ものにも執着しない知性を備え、 自己(感情・衝動・... -
煙に覆われても、火は火である
■引用原文(日本語訳) 「生まれつきの行為は、たとい欠陥があっても、捨てるべきでない。アルジュナよ。実に、すべての企ては欠陥に覆われているのだ。火が煙に覆われるように。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第48節) ■逐語訳 人は**生まれつきの行... -
不完全でも、自分の道を歩め
■引用原文(日本語訳) 「自己の義務の遂行は、不完全でも、よく遂行された他者の義務に勝る。本性により定められた行為をすれば、人は罪に至ることはない。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第47節) ■逐語訳 自己の義務(スヴァダルマ)を果たすことは...