2025年– date –
-
悲しみの淵に沈むとき、内なる導きを聞け
■原文(日本語訳) 第2章 第1節サンジャヤは語った。「このように悲哀を感じ、涙に満ちた眼を曇らせて沈みこむ彼に、クリシュナは次のように言った。」 ■逐語訳 サンジャヤは語った:語り手サンジャヤが、王(ドリタラーシュトラ)に対して語っている。 こ... -
心乱るる時こそ、真の問いが始まる
■引用原文(日本語訳) 「アルジュナはこのように告げ、戦いのさなか、戦車の座席に坐りこんだ。弓と矢を投げ捨て、悲しみに心乱れて。」―『バガヴァッド・ギーター』第1章 第47節 ■逐語訳(一文ずつ) アルジュナはこう語り終えると、 戦場のど真ん中に停... -
正しき道に殉じる覚悟
■引用原文(日本語訳) 「もしドリタラーシトラの息子たちが、合戦において武器をとり、武器を持たず無抵抗の私を殺すなら、それは私にとってより幸せなことだ。」―『バガヴァッド・ギーター』第1章 第46節 ■逐語訳(一文ずつ) もし、ドリタラーシトラの... -
利を貪れば、義を失う
■引用原文(日本語訳) 「ああ、我々は何という大罪を犯そうと決意したことか。王権の幸せを貪り求めて、親族を殺そうと企てるとは。」―『バガヴァッド・ギーター』第1章 第45節 ■逐語訳(一文ずつ) 「ああ、われわれはどれほど大きな罪を犯そうとしてい... -
徳を失えば、魂の安住は得られない
■引用原文(日本語訳) 「一族の美徳が滅びた人々は、必ずや地獄に住むと我らは聞いた。」―『バガヴァッド・ギーター』第1章 第44節 ■逐語訳(一文ずつ) 「一族の美徳(クラ・ダルマ)が破壊された人々は、 必ず地獄(ナラカ)に堕ちる、 と、我々は先人... -
徳を乱す者は、秩序と魂の両方を壊す
■引用原文(日本語訳) 「一族の破壊者の、種姓を混乱させるこれらの罪過により、永遠なる階級の美徳(義務)と一族の美徳は破壊される。」―『バガヴァッド・ギーター』第1章 第43節 ■逐語訳(一文ずつ) 一族を破壊する者が、 種姓(社会秩序)を混乱させ... -
伝統を絶やせば、過去も未来も失う
■引用原文(日本語訳) 「このような混乱は、一族の破壊者と一族とを地獄に導く。というのは、彼らの祖先は、団子と水の供養を受けられず、地獄に堕ちるからである。」―『バガヴァッド・ギーター』第1章 第42節 ■逐語訳(一文ずつ) 「このようにして、種... -
徳が崩れれば、人も世も乱れる
■引用原文(日本語訳) 「不徳の支配により、一族の婦女たちが堕落する。婦女たちが堕落すれば、種姓の混乱が生ずる。」―『バガヴァッド・ギーター』第1章 第41節 ■逐語訳(一文ずつ) 「アダルマ(不徳)が一族を支配すると、 婦人(ストリ)の純潔と節度... -
徳が失われれば、すべては崩れる
■引用原文(日本語訳) 「一族の滅亡において、永遠なる一族の美徳(義務)は滅びる。美徳が滅びる時、不徳がすべての一族を支配する。」―『バガヴァッド・ギーター』第1章 第40節 ■逐語訳(一文ずつ) 「一族が滅びるとき、 その一族に代々伝わってきた義... -
知りながら行わぬは、無知より重き罪
■引用原文(日本語訳) 「一族を滅ぼす罪をよく知る我々が、この罪悪を回避する道を知らないでよいはずはない。」―『バガヴァッド・ギーター』第1章 第39節 ■逐語訳(一文ずつ) 「我々は、一族を破滅させることの罪深さを、 よく理解している者たちである...