2025年– date –
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真の賢者は、嘆きに支配されない
■原文(日本語訳) 第2章 第11節聖バガヴァットは告げた。「あなたは、嘆くべきでない人々について嘆いている。しかも、理屈めいたことを語る。しかし賢者は、死者についても生者についても嘆かない。」 ■逐語訳 聖バガヴァットは告げた(シュリ・バガヴァ... -
静かに微笑み、真理を語れ
■原文(日本語訳) 第2章 第10節クリシュナは微笑して、両軍の間で沈みこむ彼に答えた。 ■逐語訳 クリシュナは微笑して(ハスン・イダー):アルジュナの苦悩と沈黙に対して、慈愛と智慧に満ちた微笑で応じる。 両軍の間で沈みこむ彼(タム・ウヴァーチャ... -
沈黙の中にこそ、真の教えは始まる
■原文(日本語訳) 第2章 第9節サンジャヤは語った。「勇士アルジュナはクリシュナにこのように告げ、『私は戦わない』と言ってから沈黙した。」 ■逐語訳 サンジャヤは語った(サンジャヤ・ウヴァーチャ):語り手であるサンジャヤが、再び状況を王(ドリ... -
心の苦しみは、外の栄光では癒せない
■原文(日本語訳) 第2章 第8節アルジュナは言った。「というのは、感官を涸らす私の悲しみを取り除けるものを知らないからだ。地上において並びない、繁栄する王国を得ても、神々の主権を得たとしても。」 ■逐語訳 というのは(ナ・ヒ・プラパシャーミ)... -
迷いを超える第一歩は、導きを求める勇気
■原文(日本語訳) 第2章 第7節アルジュナは言った。「悲哀のために本性をそこなわれ、義務に関して心迷い、私はあなたに問う。どちらがよいか、私にきっぱりと告げてくれ。私はあなたの弟子である。あなたに寄る辺を求める私を教え導いてくれ。」 ■逐語訳... -
勝ち負けに迷うとき、自分の使命に立ち返れ
■原文(日本語訳) 第2章 第6節アルジュナは言った。「そして、どちらがよいのかわからない。我々が勝つべきか、彼らが我々に勝つべきか。彼らを殺したら、我らは生きたいとは思わぬ。そのドリタラーシュトラの息子たちは、面前に立っている。」 ■逐語訳 ... -
義のない勝利は、毒を含んだ果実に過ぎない
■原文(日本語訳) 第2章 第5節アルジュナは言った。「まことに、威厳に満ちた師匠たちを殺さないで、この世で施しものを食べる方がよい。有益なことを望む師匠を殺せば、まさにこの世で、血にまみれた享楽を味わうことになろう。」 ■逐語訳 まことに(ア... -
敬意と義務の狭間で、何を選ぶか
■原文(日本語訳) 第2章 第4節アルジュナは言った。「クリシュナよ、戦いにおいて、尊敬に値するビーシュマとドローナに対し、どうして矢で立ち向えよう。」 ■逐語訳 アルジュナは言った:クリシュナの叱咤を受けたあと、アルジュナが再び苦悩を語り出す... -
心の弱さを断ち切り、己の使命に立ち向かえ
■原文(日本語訳) 第2章 第3節アルジュナよ、女々しさに陥ってはならぬ。それはあなたにふさわしくない。卑小なる心の弱さを捨てて立ち上れ。 ■逐語訳 アルジュナよ:クリシュナが直接、迷い沈むアルジュナに呼びかける。 女々しさに陥ってはならぬ(クレ... -
弱気に屈するな、それは道を閉ざす
■原文(日本語訳) 第2章 第2節聖バガヴァット(クリシュナ)は告げた。「危急に際し、この弱気はどこからあなたに近づいたのか。アルジュナよ、それは貴人の好まぬもので、天界に導かず、不名誉をもたらす。」 ■逐語訳 バガヴァーン(クリシュナ)は言っ...