2025年– date –
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不滅なるものを知れば、害するという錯覚は消える
■原文(日本語訳) 第2章 第21節クリシュナは言った。「彼が不滅、常住、不生、不変であると知る人は、誰をして殺させ、誰を殺すか。」 ■逐語訳 彼(エシャ):ここでは魂(アートマン)を指す。 不滅(アヴャヤム):壊れることなく永遠に存在すること。 ... -
魂は生まれず、死なず、永遠に在り続ける
■原文(日本語訳) 第2章 第20節クリシュナは言った。「彼は決して生まれず、死ぬこともない。彼は生じたこともなく、また存在しなくなることもない。不生、常住、永遠であり、太古より存する。身体が殺されても、彼は殺されることがない。」 ■逐語訳 彼は... -
魂は殺すことも、殺されることもない
■原文(日本語訳) 第2章 第19節クリシュナは言った。「彼が『殺す』と思う者、また彼が『殺される』と思う者、その両者は真理を理解していない。魂は殺さず、殺されもしない。」 ■逐語訳 彼が殺すと思う者(ヤ・エーナム・ヴェッティ・ハンタールム):こ... -
滅ぶのは身体、滅びぬもののために行動せよ
■原文(日本語訳) 第2章 第18節クリシュナは言った。「常住で滅びることなく、計り難い主体(個我)に属する身体は、有限であると言われる。それ故、戦え、アルジュナ。」 ■逐語訳 常住で滅びることなく(ニティヤ・アフヤヤム):永遠で、破壊されること... -
すべてに満ちるものは、決して滅びない
■原文(日本語訳) 第2章 第17節クリシュナは言った。「この全世界を遍く満たすものを、不滅であると知れ。この不滅のものを滅ぼすことは、誰にもできない。」 ■逐語訳 この全世界を遍く満たすもの(アヴャクタム・イダム・サルヴァム・タット):目には見... -
移ろうものを越えて、変わらぬ真理を見よ
■原文(日本語訳) 第2章 第16節クリシュナは言った。「非有(身体)には存在はない。実有(個我)には非存在はない。真理を見る人々は、この両者の分かれ目を見る。」 ■逐語訳 非有(アサット)には存在はない(ナ・アサト・ヴィディヤテ・バーヴァハ):... -
苦楽に揺れぬ者こそ、不死の境地に至る
■原文(日本語訳) 第2章 第15節クリシュナは言った。「それらの接触に苦しめられない人、苦楽を平等(同一)のものと見る賢者は、不死となることができる。」 ■逐語訳 それらの接触(ヤン・ヒ・ナ・ヴィヤタヤンティエテ):感覚と外界の接触(寒暑・苦楽... -
快も不快も過ぎ去る――動じずに耐える心を養え
■原文(日本語訳) 第2章 第14節クリシュナは言った。「しかしクンティーの子よ、物質との接触は、寒暑、苦楽をもたらし、来たりては去り、無常である。それに耐えよ、アルジュナ。」 ■逐語訳 クンティーの子(カウンテーヤ):アルジュナの呼称。クリシュ... -
変わるのは身体、変わらぬのは魂
■原文(日本語訳) 第2章 第13節クリシュナは言った。「主体(個我*)はこの身体において、少年期、青年期、老年期を経る。そしてまた、他の身体を得る。賢者はここにおいて迷うことはない。」 *個我(じこが):ここでは「アートマン(真の自己・魂)」... -
存在は滅びない──過去・現在・未来を超えて
■原文(日本語訳) 第2章 第12節クリシュナは言った。「私は決して存在しなかったことはない。あなたも、ここにいる王たちも。また我々はすべて、これから先、存在しなくなることもない。」 ■逐語訳 私は決して存在しなかったことはない(ナ・トゥ・エヴァ...