2025年– date –
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節度なき心は、風に倒れる木のごとし
📜 引用原文(『ダンマパダ』第一章 第七偈) この世のものを浄らかだと思いなして暮し、(眼などの)感官を抑制せず、食事の節度を知らず、怠けて勤めない者は、悪魔にうちひしがれる。弱い樹木が風に倒されるように。――『ダンマパダ』 第一... -
怒りに怒りで返せば、憎しみは終わらない
📜 引用原文(『ダンマパダ』第一章 第五偈) 実にこの世においては、怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息むことがない。怨みをすててこそ息む。これは永遠の真理である。――『ダンマパダ』 第一章 第五偈 🔍 逐語... -
ゆるす者こそ、自由を得る
📜 引用原文(『ダンマパダ』第一章 第四偈) 「かれは、われを罵った。かれは、われを害した。かれは、われにうち勝った。かれは、われから強奪した。」という思いをいだかない人には、ついに怨みが息む。――『ダンマパダ』 第一章 第四偈 ... -
怨みは、心に火を灯す薪である
📜 引用原文(『ダンマパダ』第一章 第三偈) 「かれは、われを罵った。かれは、われを害した。かれは、われにうち勝った。かれは、われから強奪した。」という思いをいだく人には、怨みはついに息むことがない。――『ダンマパダ』 第一章 第三... -
善き心には、幸せが影のように寄り添う
📜 引用原文(『ダンマパダ』第一章 第二偈) ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも清らかな心で話したり行なったりするならば、福楽はその人につき従う。影がそのからだから離れないように。――『ダンマパダ... -
心こそ、運命の車輪を導く手綱である
📜 引用原文(『ダンマパダ』第一章 第一偈) ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも汚れた心で話したり行なったりするならば、苦しみはその人につき従う。車をひく牛の足跡に車輪がついて行くように。――『ダ... -
奉公に本望あり、志あれば人は道を成す
一、章句(原文・抄) 我等は親七十歳の子にて、塩売になりとも呉れ申すべしと申し候処…若年の時分より、奉公の至極は、主に諫言して国家を治むる事なり。下の方にぐどつき廻りては益に立たず。然れば家老になるが奉公の至極なり…かくの如く罷成り候。本意... -
老いて火のごとし、忠義は骨に徹す
一、章句(原文) 今にてもあれ、お家一大事の出来候時は進み出で、一人も先にはやるまじきものをと存じ候へば、いつにても落涙仕り候。今は何事も入らず、死人同然と思ひて万事捨て果て候へども、この一事は若年の時分より、骨髄に徹り思ひ込み候故なり。... -
老いを知る者は、真に己を知る
一、章句(原文) 老老毛は得方にするものと覚えたり。気力強き内は差引をして隠し果すれども、衰へたる時、本体の得方が出で、恥しきものなり。… 六十に及ぶ人の老老毛せぬはなし。せぬと思ふところが早や老毛なり。 二、現代語訳(逐語) 人は老いると、... -
化けて見せてこそ、人は真の姿を知る
一、章句(原文) 六十、七十まで奉公する人あるに、四十二にて出家致し、思へば短き在世にて候。…十四年安楽に暮し候事、不思議の仕合せなり。それにまた、我等を人と思ひて諸人の取持に合ひ候。我が心をよくよく顧み候へば、よくもばけ済ましたる事に候...