2025年– date –
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心を制する者、死をも超える
■引用原文(ダンマパダ 第三章「心品」 第37偈) 「心は遠くに行き、独り動き、形体なく、胸の奥の洞窟にひそんでいる。この心を制する人々は、死の束縛からのがれるであろう。」—『ダンマパダ』 第3章 第37偈(中村元訳ほか) ■逐語訳(一文ずつ) 心は遠... -
微細なる心を守る者に、安楽は訪れる
■引用原文(ダンマパダ 第三章 第36偈) 「心は、極めて見難く、極めて微妙であり、欲するがままにおもむく。英知ある人は心を守れかし。心を守ったならば、安楽をもたらす。」—『ダンマパダ』第3章 第36偈(中村元訳ほか) ■逐語訳(一文ずつ) 心は、極... -
心を制する者、人生を制す
■引用原文(ダンマパダ 第三章「心品」 第35偈) 「心は、捉え難く、軽々とざわめき、欲するがままにおもむく。その心をおさめることは善いことである。心をおさめたならば、安楽をもたらす。」—『ダンマパダ』 第3章 第35偈(中村元訳ほか) ■逐語訳(一... -
心の自由は、もがきの中で見出される
■引用原文(ダンマパダ 第三章「心品」 第34偈) 「水の中の住居から引き出されて陸の上に投げすてられた魚のように、この心は、悪魔の支配から逃れようとしてもがきまわる。」—『ダンマパダ』 第3章 第34偈(中村元訳・岩波文庫) ■逐語訳(一文ずつ) 水... -
心を鍛える者が人生を導く
■引用原文(ダンマパダ 第三章「心品」 第33偈) 「心は、動揺し、ざわめき、護り難く、制し難い。英知ある人はこれを直くする。弓矢職人が矢柄を直くするように。」—『ダンマパダ』 第3章 第33偈(中村元訳・岩波文庫) ■逐語訳(一文ずつ) 心は動揺し:... -
精進を喜ぶ者、すでに涅槃(ニルヴァーナ)の扉に立つ
■引用原文(日本語訳) いそしむことを楽しみ、放逸におそれをいだく修行僧は、堕落するはずはなく、すでにニルヴァーナの近くにいる。(『ダンマパダ』第2章「はげみ」第32偈) ■逐語訳 努力すること(精進)を喜び、 怠けること(放逸)を恐れる修行者は... -
精進の炎は、心の煩いを焼き尽くす
■引用原文(日本語訳) いそしむことを楽しみ、放逸におそれをいだく修行僧は、微細なものでも粗大なものでもすべて心のわずらいを、焼きつくしながら歩む。燃える火のように。(『ダンマパダ』第2章「はげみ」第31偈) ■逐語訳 精進(努力すること)を楽... -
精進する者は、天の王ともなりうる
■引用原文(日本語訳) マガヴァー(インドラ神)は、つとめ励んだので、神々のなかでの最高の者となった。つとめ励むことを人々はほめたたえる。放逸なることはつねに非難される。(『ダンマパダ』第2章「はげみ」第30偈) ■逐語訳 インドラ神(マガヴァ... -
目覚めて歩む者は、群れを超えてゆく
■引用原文(日本語訳) 怠りなまけている人々のなかで、ひとりつとめ励み、眠っている人々のなかで、ひとりよく目醒めている思慮ある人は、疾く走る馬が、足のろの馬を抜いて駆けるようなものである。(『ダンマパダ』第2章「はげみ」第29偈) ■逐語訳 怠... -
智慧の高みに立つ者は、憂いから自由である
■引用原文(日本語訳) 賢者が精励修行によって怠惰をしりぞけるときには、知慧の高閣に登り、自からは憂い無くして(他の)憂いある愚人どもを見下す。山上にいる人が地上の人々を見下すように。(『ダンマパダ』第2章「はげみ」第28偈) ■逐語訳 賢者(...