2025年– date –
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千の言葉より、一つの智慧
📖 引用原文(日本語訳) 無益な語句を千たびかたるよりも、聞いて心の静まる有益な語句を一つ聞くほうがすぐれている。— 『ダンマパダ』第八章「千」第100偈 🔍 逐語訳(意訳含む) 無益な語句(アッターニャータ):意味も目的も持たず、... -
孤独を恐れず、欲を捨ててなお楽しむ者
📜引用原文(日本語訳) 第七章 真人(しんにん) 九九偈「人のいない林は楽しい。世人の楽しまないところにおいて、愛著なき人々は楽しむであろう。かれらは快楽を求めないからである。」――『ダンマパダ』第七章 第99偈 🔍逐語訳と語句解... -
どこにいても聖者は場を光らせる
📜引用原文(日本語訳) 第七章 真人(しんにん) 九八偈「村でも、林にせよ、低地にせよ、平地にせよ、聖者の住む土地は楽しい。」――『ダンマパダ』第七章 第98偈 🔍逐語訳と語句解説 語句解説村でも、林にせよ、低地にせよ、平地にせよ場... -
信を越え、欲を越え、道そのものとなる者
📜引用原文(日本語訳) 第七章 真人(しんにん) 九七偈「何ものかを信ずることなく、作られざるもの(=ニルヴァーナ)を知り、生死の絆を断ち、(善悪をなすに)よしなく、欲求を捨て去った人――かれこそ実に最上の人である。」――『ダンマパダ』... -
静けさに帰す者――智慧は沈黙にあらわれる
📜引用原文(日本語訳) 第七章 真人(しんにん) 九六偈「正しい知慧によって解脱して、やすらいに帰した人――そのような人の心は静かである。ことばも静かである。行ないも静かである。」――『ダンマパダ』第七章 第96偈 🔍逐語訳と語句解... -
動じず、騒がず、ただ在る者は、生死の超越者なり
📜引用原文(日本語訳) 第七章 真人(しんにん) 九五偈「大地のように逆らうことなく、門のしまりのように慎しみ深く、(深い)湖は汚れた泥がないように――そのような境地にある人には、もはや生死の世は絶たれている。」――『ダンマパダ』第七章... -
己を制する者、天さえも羨む
📜引用原文(日本語訳) 第七章 真人(しんにん) 九四偈「御者が馬をよく馴らしたように、おのが感官を静め、高ぶりをすて、汚れのなくなった人――このような境地にある人を、神々でさえも羨む。」――『ダンマパダ』第七章 第94偈 🔍逐語訳... -
むさぼらず、しるさず――静かに高みに至る者
📜引用原文(日本語訳) 第七章 真人(しんにん) 九三偈「その人の汚れは消え失せ、食物をむさぼらず、その人の解脱の境地は空にして無相であるならば、かれの足跡は知り難い。空飛ぶ鳥の迹の知りがたいように。」――『ダンマパダ』第七章 第93偈 ... -
形なき高みへ――足跡を残さぬ者の風格
📜引用原文(日本語訳) 第七章 真人(しんにん) 九二偈「財を蓄えることなく、食物についてその本性を知り、その人々の解脱の境地は空にして無相であるならば、かれらの行く路(=足跡)は知り難い。空飛ぶ鳥の迹の知りがたいように。」――『ダン... -
留まらず、執われず、進み続ける者が自由を得る
📜引用原文(日本語訳) 第七章 真人(しんにん) 九一偈「こころをとどめている人々は努めはげむ。かれらは住居を楽しまない。白鳥が池を立ち去るように、かれらはあの家、この家を捨てる。」――『ダンマパダ』第七章 第91偈 🔍逐語訳と語...