2025年– date –
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智慧と精進により、苦しみを超えていけ
■引用原文(日本語訳) 第十章 暴力(ダンダヴァッガ)第144偈 鞭をあてられた良い馬のように、勢いよく努め励めよ。信仰により、戒しめにより、はげみにより、精神統一により、真理を確かに知ることにより、知慧と行ないを完成した人々は、思念をこらし、... -
己を恥じ、己を律する者こそ、真の強者
■引用原文(日本語訳) 第十章 暴力(ダンダヴァッガ)第143偈 みずから恥じて自己を制し、良い馬が鞭を気にかけないように、世の非難を気にかけない人が、この世に誰か居るだろうか? (『ダンマパダ』第143偈) ■逐語訳 みずから恥じて自己を制し:自ら... -
人はその装いではなく、行いで量られる
■引用原文(日本語訳) 第十章 暴力(ダンダヴァッガ)第142偈 身の装いはどうあろうとも、行ない静かに、心おさまり、身をととのえて、慎みぶかく、行ない正しく、生きとし生けるものに対して暴力を用いない人こそ、「バラモン」とも、「道の人」とも、ま... -
形を捨てて、心を清めよ
■引用原文(日本語訳) 第十章 暴力(ダンダヴァッガ)第141偈 裸かの行も、髻(もとどり)に結うのも、身が泥にまみれるのも、断食も、露地に臥すのも、塵や泥を身に塗るのも、蹲(うずくま)って動かないのも、疑いを離れていない人を浄めることはできな... -
無実の者を傷つければ、報いは十重に返る
■引用原文(日本語訳) 第十章 暴力(ダンダヴァッガ)第137〜140偈 手むかうことなく罪咎の無い人々に害を加えるならば、次に挙げる十種の場合のうちのどれかに速かに出会うであろう。 激しい痛み、 老衰、 身体の傷害、 重い病い、 乱心、 国王からの災... -
愚かさは、自らの火で己を焼く
■引用原文(日本語訳) 第一〇章 暴力(ダンダヴァッガ)第136偈 しかし愚かな者は、悪い行ないをしておきながら、気がつかない。浅はかな愚者は自分自身のしたことによって悩まされる。火に焼きこがされた人のように。 (『ダンマパダ』第136偈) ■逐語訳... -
老いと死は、すべての命を駆り立てる
■引用原文(日本語訳) 第一〇章 暴力(ダンダヴァッガ)第135偈 牛飼いが棒をもって牛どもを牧場に駆り立てるように、老いと死とは、生きとし生けるものどもの寿命を駆り立てる。 (『ダンマパダ』第135偈) ■逐語訳 牛飼いが棒をもって:牛飼いが長い棒... -
静かなる者は、最も強い
■引用原文(日本語訳) 第一〇章 暴力(ダンダヴァッガ)第134偈 こわれた鐘のように、声をあららげないならば、汝は安らぎに達している。汝はもはや怒り罵ることがないからである。 (『ダンマパダ』第134偈) ■逐語訳 こわれた鐘のように:鳴らなくなっ... -
言葉は刃となり、鏡となる
■引用原文(日本語訳) 第一〇章 暴力(ダンダヴァッガ)第133偈 荒々しいことばを言うな。言われた人々は汝に言い返すであろう。怒りを含んだことばは苦痛である。報復が汝の身に至るであろう。 (『ダンマパダ』第133偈) ■逐語訳 荒々しいことばを言う... -
慈しみの行為が、真の幸せを導く
■引用原文(日本語訳) 第一〇章 暴力(ダンダヴァッガ)第132偈 生きとし生ける者は幸せをもとめている。もしも暴力によって生きものを害しないならば、その人は自分の幸せをもとめていて、死後には幸せが得られる。 (『ダンマパダ』第132偈) ■逐語訳 ...