2025年– date –
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真理を罵る者、自ら滅ぶ
■引用原文(日本語訳) 『ダンマパダ』第十二章「自己」第164偈 「愚かにも、悪い見解にもとづいて、真理に従って生きる真人・聖者たちの教えを罵るならば、その人には悪い報いが熟する。カッタカという草は、果実が熟すると自分自身が滅びてしまうように... -
易きに流れるな。善は険しく、価値がある
■引用原文(日本語訳) 『ダンマパダ』第十二章「自己」第163偈 「善からぬこと、己れのためにならぬことは、なし易い。ためになること、善いことは、実に極めてなし難い。」 ■逐語訳 悪しきこと(pāpakam) 自分に利益とならぬこと(attano ahitānī) そ... -
心の蔓草は、自らを滅ぼす
■引用原文(日本語訳) 『ダンマパダ』第十二章「自己」第162偈 「極めて性の悪い人は、仇敵がかれの不幸を望むとおりのことを、自分に対してなす。蔓草が沙羅の木にまといつくように。」 ■逐語訳 極めて性の悪い人は(sudubbalaṃ purisaṃ) 仇敵が望むと... -
悪は他人からではなく、自らの内に生まれる
■引用原文(日本語訳) 『ダンマパダ』第十二章「自己」第161偈 「自分がつくり、自分から生じ、自分から起った悪が、知慧なき者を打ちくだく。金剛石が宝石を打ちくだくように。」 ■逐語訳 自己より作られ(attanā hi kataṃ pāpaṃ) 自己から生じた悪(at... -
己こそ最大の味方、己こそ最大の主
■引用原文(日本語訳) 『ダンマパダ』第十二章「自己」第160偈 「自己こそ自分の主である。他人がどうして(自分の)主であろうか? 自己をよくととのえたならば、得難き主を得る。」 ■逐語訳 自己こそ(attā hi) 自己の主である(attano nātho) 他人... -
教える者こそ、自己にこそ厳しくあれ
■引用原文(日本語訳) 『ダンマパダ』第十二章「自己」第159偈 「他人に教えるとおりに、自分でも行なえ。自分をよくととのえた人こそ、他人をととのえるであろう。自己は実に制し難い。」 ■逐語訳 他人に教えるとおりに(yathā daṇḍena ācikkhati) 自ら... -
己を整えてこそ、人を導ける
■引用原文(日本語訳) 『ダンマパダ』第十二章「自己」第158偈 「先ず自分を正しくととのえ、次いで他人を教えよ。そうすれば賢明な人は、煩わされて悩むことが無いであろう。」 ■逐語訳 先に(pubbeva) 自己を整え(attaṃ visodhaye) その後に(atha p... -
真に愛するなら、自らを律する覚醒を
■引用原文(日本語訳) 『ダンマパダ』第十二章「自己」第157偈 「もしもひとが自己を愛しいものと知るならば、自己をよく守れ。賢い人は、夜の三つの区分のうちの一つ*だけでも、つつしんで目ざめておれ。」 ■逐語訳 もしも人が(yadi hi attanā) 自己... -
弓が折れてからでは、的は射られぬ
📜引用原文(日本語訳) 若い時に、財を獲ることなく、清らかな行ないをまもらないならば、壊れた弓のようによこたわる。昔のことばかり思い出してかこちながら。(ダンマパダ 第十一章「老いること」第156節) 🔍逐語訳 若い時に、財を獲る... -
若き日に学ばざれば、老いて池の鷺となる
📜引用原文(日本語訳) 若い時に、財を獲ることなく、清らかな行ないをまもらないならば、魚のいなくなった池にいる白鷺のように、瘦せて滅びてしまう。(ダンマパダ 第十一章「老いること」第155節) 🔍逐語訳 若い時に、財を獲ることなく...