2025年– date –
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正義とは、怒りなく、理にかなって導くこと
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二五六〜二五七) 二五六あらあらしく事がらを処理するからとて、公正な人ではない。賢明であって、義と不義との両者を見きわめる人、 二五七粗暴になることなく、きまりにしたがって、公正なしかたで他人を導... -
真理に立つ者は、変化に動じない
📜 引用原文(日本語訳) 虚空には足跡が無く、外面的なことを気にかけるならば、〈道の人〉ではない。造り出された現象が常住であることは有り得ない。真理をさとった人々(ブッダ)は、動揺することがない。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第255... -
道は外にあらず、汚れを離れてこそ悟りに至る
📜 引用原文(日本語訳) 虚空には足跡が無く、外面的なことを気にかけるならば、〈道の人〉ではない。ひとびとは汚れのあらわれをたのしむが、修行完成者は汚れのあらわれをたのしまない。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第254偈 📘 逐語訳... -
他人を責める者は、自らを滅ぼす
📜 引用原文(日本語訳) 他人の過失を探し求め、つねに怒りたける人は、煩悩の汚れが増大する。かれは煩悩の汚れの消滅から遠く隔っている。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第253偈 📘 逐語訳 他人の過失を探し求め:他者のあら探し、批判... -
他人を責める前に、自分を照らせ
📜 引用原文(日本語訳) 他人の過失は見やすいけれども、自己の過失は見がたい。ひとは他人の過失を殻のように吹き散らす。しかし自分の過失は、隠してしまう。狡猾な博師が不利な骰の目をかくしてしまうように。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第... -
四つの毒、心を焼き、流し、絡めとる
📜 引用原文(日本語訳) 情欲にひとしい火は存在しない。不利な骰の目を投げたとしても、怒りにひとしい不運は存在しない。迷妄にひとしい網は存在しない。妄執にひとしい河は存在しない。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第251偈 📘 逐語訳... -
欲望の根を断てば、心はやすらぐ
📜 引用原文(日本語訳) もしもひとがこの(不満の思い)を絶ち、根だやしにしたならば、かれは昼も夜も心のやすらぎを得る。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第250偈 📘 逐語訳 この(不満の思い):前偈(第249偈)に続く「施しに満足せぬ... -
施しに満足せぬ心は、常に飢える
📜 引用原文(日本語訳) ひとは、信ずるところにしたがって、きよき喜びにしたがって、ほどこしをなす。だから、他人のくれた食物や飲料に満足しない人は、昼も夜も心のやすらぎを得ない。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第249偈 📘 逐語訳... -
慎みを失えば、苦しみは長く続く
📜 引用原文(日本語訳) 人よ。このように知れ、慎みがないのは悪いことである。貪りと不正とのゆえに汝がながく苦しみを受けることのないように。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第248偈 📘 逐語訳 人よ。このように知れ:仏陀による直接... -
五つの破滅の種――自らの根を掘り崩すな
📜 引用原文(日本語訳) 生きものを殺し、虚言を語り、世間において与えられていないものを取り、他人の妻を犯し、穀酒・果実酒に耽する人は、この世において自分の根本を掘りくずす人である。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第246・247偈 Ὅ...