2025年– date –
-
欲を離れ、清らかに思慮深く生きる者が“道の人”である
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二六七) この世の福楽も罪悪も捨て去って、清らかな行ないを修め、よく思慮して世に処しているならば、かれこそ〈托鉢僧〉と呼ばれる。 📝 逐語訳 「この世の喜び(福)も、苦しみや悪しき行い(罪)... -
外の姿ではなく、内の行いが“真の僧”をつくる
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二六六) 他人に食を乞うからとて、それだけでは〈托鉢僧〉なのではない。汚らわしい行ないをしているならば、それでは〈托鉢僧〉ではない。 📝 逐語訳 「他人から食をもらって生きているからといって... -
小さな悪をも慎む者こそ、真の“道の人”である
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二六五) 大きかろうとも小さかろうとも悪をすべてとどめた人は、もろもろの悪を静め滅ぼしたのであるから、〈道の人〉と呼ばれる。 📝 逐語訳 「どんなに小さな悪でも、大きな悪でも、すべてを慎み断... -
見た目ではなく、内面こそが“道の人”をつくる
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二六四) 頭を剃ったからとて、いましめをまもらず、偽りを語る人は、〈道の人〉ではない。欲望と貪りにみちている人が、どうして〈道の人〉であろうか? 📝 逐語訳 「たとえ頭を剃って僧の姿をしてい... -
内なる毒を断ち、静かに気高く生きる
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二六三) これを断ち、根絶やしにし、憎しみをのぞき、聡明である人、かれこそ「端正な人」とよばれる。 📝 逐語訳 「これ(煩悩)を断ち、その根を完全に絶ち、心から憎しみを除き去り、智慧をそなえ... -
外見ではなく、心の清らかさが人を美しくする
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二六二) 嫉みぶかく、吝嗇で、偽る人は、ただ口先だけでも、美しい容貌によっても、「端正な人」とはならない。 📝 逐語訳 「たとえその人が美しい顔立ちをしていても、また、言葉づかいが巧みであっ... -
敬われる人は、年齢ではなく徳によって立つ
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二六一) 誠あり、徳あり、慈しみがあって、傷(そこな)わず、つつしみあり、みずからととのえ、汚れを除き、気をつけている人こそ「長老」と呼ばれる。 📝 逐語訳 「誠実であり、徳をそなえ、慈悲の... -
年齢ではなく、成熟こそが真の尊敬を得る
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二六〇) 頭髪が白くなったからとて〈長老〉なのではない。ただ年をとっただけならば「空しく老いぼれた人」と言われる。 📝 逐語訳 「髪が白くなったからといって、その人が〈長老(尊敬される年長者... -
知識より実践、言葉より行い
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二五九) 多く説くからとて、そのゆえにかれが道を実践している人なのではない。たとい教えを聞くことが少なくても、身をもって真理を見る人、怠って道からはずれることの無い人――かれこそ道を実践している人... -
言葉よりも、静けさに智慧が宿る
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二五八) 多く説くからとて、そのゆえにかれが賢者なのではない。こころおだやかに、怨むことなく、恐れることのない人、かれこそ〈賢者〉と呼ばれる。 📝 逐語訳 「たくさんのことを語るからといって...