2025年– date –
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目覚めよ、今こそが行動の時である
■引用原文(ダンマパダ 第二〇章「道」第280偈) 起きるべき時に起きないで、若くて力があるのに怠りなまけていて、意志も思考も薄弱で、怠惰でものうい人は、明らかな知慧によって道を見出すことがない。 ■逐語訳 起きるべきときに立ち上がらず、 若く、... -
我に執せず、自由に生きる
■引用原文(ダンマパダ 第二〇章「道」第279偈) 「一切の事物は我ならざるものである」(諸法非我)と明らかな知慧をもって観るときに、ひとは苦しみから遠ざかり離れる。これこそ人が清らかになる道である。 ■逐語訳 「すべての現象(法)は、自己(アー... -
苦しみの本質を見抜けば、苦しみから自由になれる
■引用原文(ダンマパダ 第二〇章「道」第278偈) 「一切の形成されたものは苦しみである」(一切皆苦)と明らかな知慧をもって観るときに、ひとは苦しみから遠ざかり離れる。これこそ人が清らかになる道である。 ■逐語訳 「すべての形成されたもの(=諸行... -
無常を観る眼が、苦しみを超える鍵となる
■引用原文(ダンマパダ 第二〇章「道」第277偈) 「一切の形成されたものは無常である」(諸行無常)と、明らかな知慧をもって観るときに、ひとは苦しみから遠ざかり離れる。これこそ人が清らかになる道である。 ■逐語訳 「あらゆる作られたもの(=現象・... -
歩むのは自分、自ら努めて自由を得よ
■引用原文(ダンマパダ 第二〇章「道」第276偈) 汝らは(みずから)つとめよ。もろもろの如来(=修行を完成した人)は(ただ)教えを説くだけである。心をおさめて、この道を歩む者どもは、悪魔の束縛から脱れるであろう。 ■逐語訳 あなたたちは、自ら努... -
苦しみは癒える――正しい道を歩むならば
■引用原文(ダンマパダ 第二〇章「道」第275偈) 汝らがこの道を行くならば、苦しみをなくすことができるであろう。(棘が肉に刺さったので)矢を抜いて癒す方法を知って、わたくしは汝らにこの道を説いたのだ。 ■逐語訳 あなたたちがこの道(=正しい修行... -
真理への道は一つ、自ら歩んでこそ道となる
■引用原文(ダンマパダ 第二〇章「道」第274偈) これこそ道である。(真理を)見るはたらきを清めるためには、この他に道は無い。汝らはこの道を実践せよ。これこそ悪魔を迷わして(打ちひしぐ)もの*である。 ■逐語訳 これこそが〔真理に至る〕道である... -
最上を知り、最上を選ぶ
■引用原文(ダンマパダ 第二〇章「道」第273偈) もろもろの道のうちでは〈八つの部分よりなる正しい道〉が最もすぐれている。もろもろの真理のうちでは〈四つの句〉(=四諦)が最もすぐれている。もろもろの徳のうちでは〈情欲を離れること〉が最もすぐ... -
すべての命を慈しむ心が“聖者”をつくる
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二七〇) 生きものを害うからとて〈聖者〉なのではない。生きとし生けるものどもを害わないので〈聖者〉と呼ばれる。 📝 逐語訳 「たとえ宗教的な立場にあっても、もし生きものを傷つけるような者であ... -
沈黙よりも、智慧ある判断が“聖者”をつくる
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二六八–二六九) ただ沈黙しているからとて、愚かに迷い無智なる人が〈聖者〉なのではない。秤(はかり)を手にもっているように、いみじきものを取り、もろもろの悪を除く賢者こそ〈聖者〉なのである。かれは...