2025年– date –
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流れを断ち、欲を捨て、ニルヴァーナへ至れ
■引用原文(日本語訳) バラモンよ、流れを断て。勇敢であれ。欲望を捨てよ。現象の消滅(=無常)を知り、作られざるもの(=ニルヴァーナ)を悟れ。(『ダンマパダ』第383偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 バラモンよ(Brāhmaṇa):精神的に純化され... -
若き光も、真理に生きれば世界を照らす
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第382偈) たとい年の若い修行僧でも、仏の道にいそしむならば、雲を離れた月のように、この世を照す。 (原文:Yo ca vassasataṃ jīve,dussīlo asamāhito;Ekāhaṃ jīvitaṃ seyyo,sīlavantassa jhāyino.※... -
教えを喜ぶ者、心は静まり、やすらぎに至る
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第381偈) 喜びにみちて仏の教えを喜ぶ修行僧は、動く形成作用の静まった、幸いな、やすらぎの境地に達するであろう。 (原文:Sabbaso nāmarūpasmiṃ,yassa natthi mamāyitaṃ;Asatā ca na socati,sa ve “... -
自分を鍛えるのは、自分しかいない
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第380偈) 実に自己は自分の主である。自己は自分の帰趨(きすう=行き着く先)である。それゆえ、自分自身を整えよ。商人が良馬を調教するように。 (原文:Attā hi attano nātho,ko hi nātho paro siyā... -
自己を励まし、自己を守れ――すべての始まりは己にある
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第379偈) みずから自分を励ませ。みずから自分を反省せよ。修行僧よ。自己を護り、正しい念いをたもてば、汝は安楽に住するであろう。 (原文:Attanā codayattānaṃ,paṭimaṃsetha attanā;So attagutto s... -
三つの静けさが、真のやすらぎをもたらす
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第378偈) 修行僧は、身も静か、語も静か、心も静かで、よく精神統一をなし、世俗の享楽物を吐きすてたならば、その人は「やすらぎに帰した人」と呼ばれる。 (原文:Santam tassa manaṃ hoti,santā vācā... -
花びらのように、欲と怒りを落とせ
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第377偈) 修行僧らよ。ジャスミンの花がしおれた花びらを捨て落とすように、貪りと怒りとを捨て去れ。 (原文:Seyyo ayoguḷaṃ khāyya,tatto aggisikhūpamo;Yaṃ cūṇam attano vācaṃ,nātimaññetha paṇḍit... -
親切に分かち合い、喜びの人となれ
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第376偈) その行ないが親切であれ。わかち合え。善いことを実行せよ。そうすれば、喜びに満ち、苦悩を滅するであろう。 (原文:Mettāvihārī yo bhikkhu,pasanno Buddhasāsane;Adhigacche padaṃ santaṃ,... -
始まりにして本質――気を配り、慎み、清く生きよ
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第375偈) これは、この世において明らかな智慧のある修行僧の最初のつとめである。感官に気をくばり、満足し、戒律を慎み行い、怠らず、浄らかに生き、善い友と交われ。 (原文:Idha so jhāyati medhāv... -
生滅を見て不死を知る――それが至高の喜びである
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第374偈) 個人存在を構成している諸要素の生起と消滅とを正しく理解するにつれて、不死の法(涅槃)の理法を悟った人々が得る真の喜びと悦びとを、かれ(修行僧)は体得する。 (原文:Yato yato sammas...