2025年– date –
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智慧と実践を極め、究極の目的に至る者
■引用原文(日本語訳) 明らかな知慧が深く、聡明で、種々の道(修行・真理)に通達し、最高の目的(=涅槃)に達した人――その人を、私は〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第403偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 Medhāvī:知慧ある者、明知を備えた... -
苦しみを超え、重荷を降ろし、自由に生きる者
■引用原文(日本語訳) すでにこの世において、自分の苦しみが滅びたことを知り、重荷をおろし、執着から解き放たれた者――その人を、私は〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第402偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 Yo imassa lokassa:この世において... -
露のごとく、芥子のごとく――欲に染まらぬ清らかな心
■引用原文(日本語訳) 葉の上の露のように、錐の尖の芥子のように、あらゆる欲情に汚されない人――その人を、私は〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第401偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 Yo ve udabindu pattaṃva:蓮の葉に落ちた露のように Tippa... -
怒らず、欲せず、戒を守る者こそ、完成された人
■引用原文(日本語訳) 怒ることなく、つつしみ深く、戒律を守り、欲を増さず、身をととのえて、最後の身体(=輪廻の最終段階)に達した人――その人を、私は〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第400偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 Akkodhano:怒ら... -
理不尽に耐える強さこそ、本当の勇気である
■引用原文(日本語訳) 罪がないのに罵られ、なぐられ、拘禁されるのを堪え忍ぶ、強い忍耐の力を持つ、心の猛き者――その人を、私は〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第399偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 Yo sahati adhivāsati:耐え忍ぶことので... -
すべての束縛を断ち、目覚めた者が真の自由を得る
■引用原文(日本語訳) 紐と革帯と綱とを、手綱ともども断ち切り、門を閉ざす閂(かんぬき)を壊して、完全に目覚めた者――その人を、私は〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第398偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 Yassa pāsaṃsā pādāni:その人は“結... -
束縛なき心が、真の自由を照らす
■引用原文(日本語訳) すべての束縛を断ち切り、恐れることなく、執着を超えて、とらわれることのない人――彼を私は〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第397偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 Sabbasaṃyojanaṃ chetvā:すべての束縛(サンヨージャナ... -
無一物、無執着――それが真の尊さである
■引用原文(日本語訳) 私は、(バラモン女の)胎から生まれ、バラモンの母から生まれた者を〈バラモン〉とは呼ばない。彼は、他人から『きみよ』と呼ばれるにすぎない。彼はいまだ、何かを所有していると思っている。無一物であり、執着を離れた人――その... -
すべてを捨て、ひとり静かに、真理に向き合う者
■引用原文(日本語訳) 糞掃衣をまとい、やせ細り、血管が浮き出ているような姿で、森の中にただひとり坐し、瞑想にふける人――その人を、私は〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第395偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 Paṃsukūlāni dhārento:糞掃衣... -
外を飾るより、内を清めよ
■引用原文(日本語訳) 愚か者よ。螺髪を結うて何になろう。かもしかの皮をまとって何になろう。おまえは内に密林(=煩悩)を秘め、外側ばかりを飾っている。(『ダンマパダ』第394偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 Kiṃ te jaṭāhi dummedha:愚か者よ...