2025年– date –
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月のように澄み、濁らぬ心で生きよ
■引用原文(日本語訳) 曇りのない月のように、清らかで、澄みわたり、濁りなく、歓楽の生活を終えた人――かれを、われは〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第413偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳(参考語義) Yo candimaṃ iva nibbuto:まるで月のよ... -
幸不幸に染まらず、心は静かに澄み渡る
■引用原文(日本語訳) この世の禍福いずれにも執著することなく、憂いなく、汚れなく、清らかな人――かれを、われは〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第412偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 Yo na lippati loke:この世の(善悪・損得・名利など)... -
執着も迷いもなく、永遠の静けさに至る者こそ、真の覚者
■引用原文(日本語訳) こだわりがなく、さとりを得て、疑いがなく、不死の底に達した人――その人を、私は〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第411偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 Yo hereva santo virato ca kāmehi:この世で、欲から離れ静まった... -
今にも未来にもとらわれず、無欲に生きる者こそ、真に自由
■引用原文(日本語訳) 現世を望まず、来世をも望まず、欲求がなく、とらわれのない人――その人を、私は〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第410偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 Yo idaṃ ca paraṃ ca na kāṅkhati:現世(今)と来世(未来)のいずれ... -
与えられぬものには、いかなる価値があれど、決して手を出さぬ心
■引用原文(日本語訳) この世において、長くとも短くとも、微細であっても粗大であっても、清らかであろうと不浄であろうと、いかなるものであれ与えられていない物を決して取らない者――その人を、私は〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第409偈|第二... -
真実を語りつつ、誰も傷つけぬ言葉を選ぶ
■引用原文(日本語訳) 粗野でなく、はっきりと真実を伝えることばを語り、その言葉によって誰の感情も害さない人――その人を、私は〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第408偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 Yo ca gāthāya bhāsati:その人が語る言葉... -
微細な煩悩すらも落とし尽くし、透き通るように清らかであれ
■引用原文(日本語訳) 芥子粒が錐の尖端から落ちたように、愛着と憎悪と慢心と隠し立てが脱け落ちた人――その人を、私は〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第407偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 Yassa rāgo ca doso ca:その人においては、愛欲(ラ... -
敵意に染まらず、暴力に流されず、執着を断つ静かな強さ
■引用原文(日本語訳) 敵意ある者たちの中にあって敵意なく、暴力をふるう者たちの中にあって心おだやかに、執着する者たちの中にあって執着しない者――その人を、私は〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第406偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 Akkod... -
いかなる命も傷つけず、慈しみとともに生きる者
■引用原文(日本語訳) 強くあるいは弱い生きものに対して、暴力を加えることなく、自らも殺さず、他人にも殺させない者――その人を、私は〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第405偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 Yassa jīvaṃ na hiṃsanti:その人は... -
どこにも属さず、何にも執着せず、少なく欲して自由に生きる
■引用原文(日本語訳) 在家者・出家者のいずれとも交わらず、家を持たずに遍歴し、欲少なくして生きる人――その人を、私は〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第404偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 Na kiraṅkitaṃ na ca pi samaṇo:彼はバラモン階級...