2025年6月– date –
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悪に染まらぬ空のごとく、歓楽に沈まぬ月のごとく
📖 引用原文(『ダンマパダ』第33章「バラモン」第38偈/38A) 虚空が泥に汚されることが無く、また月が塵に汚されることが無いように、諸の悪に汚されることの無い人、 かれをわれは〈バラモン〉と呼ぶ。 [三八A]虚空が泥に汚されることが無く... -
欲に染まらぬ月のごとき心をもつ者
📖 引用原文(『ダンマパダ』第33章「バラモン」第37偈) 虚空が泥に汚されることが無く、また月が塵に汚されることが無いように、諸の欲望に汚されることの無い人、 かれをわれは〈バラモン〉と呼ぶ。 🔍 逐語訳(意訳) 虚空(空間)は泥... -
いのちを害さぬ者こそ、真の尊者
📖 引用原文(『ダンマパダ』第33章「バラモン」第36偈) 強くあるいは弱い生きものに対して暴力を加えることなく、生きものを殺さない人、 かれをわれは〈バラモン〉と呼ぶ。 🔍 逐語訳(意訳) 力ある者にも弱き者にも、 いかなる生きもの... -
欲望を断ち、自由に歩む者こそ真の行者
📖 引用原文(『ダンマパダ』第33章「バラモン」第35偈) この世の欲望をすべて断ち切り、出家して遍歴し、欲望に汚されることの無い人、 かれをわれは〈バラモン〉と呼ぶ。 🔍 逐語訳(意訳) この世の欲望を一切断ち切り、 出家して家を捨... -
執らず、害さず、道に生きる
📖 引用原文(『ダンマパダ』第33章「バラモン」第34偈) 人間のあいだにあって托鉢行によって生き、つねに「わがもの」という観念が無く、生きものを害うことなく、堅固で、清らかな行ないを修し、道理をはっきりと知って説く人、 かれをわれは〈... -
智慧の彼岸に至る者こそ、真の導き手
📖 引用原文(『ダンマパダ』第33章「バラモン」第33偈) 知慧が深く、聡明な英智に富み、種々の道に通達し、最高の目的を達した人、 かれをわれは〈バラモン〉と呼ぶ。 🔍 逐語訳(意訳) 知慧が深く、真理を見抜く明敏な知性を持ち、 あら... -
静かに果たし、澄みきって離れる
📖 引用原文(『ダンマパダ』第33章「バラモン」第32偈) 静かに思い、塵垢なく、為すべきことをなしとげ、汚れが無く、煩悩を去り、とらわれの無い人、 かれをわれは〈バラモン〉と呼ぶ。 🔍 逐語訳(意訳) 静かに思索し、 心に塵や垢(=... -
月のように清らかに、露のように自由に
📖 引用原文(『ダンマパダ』第33章「バラモン」第31偈・31A・31B・31C) 三一葉の上の露のように、錐の尖の芥子のように、諸の悪に汚されない人、かれをわれは〈バラモン〉と呼ぶ。 三一A曇りのない月のように、清く、澄み、濁りがなく、諸の欲情... -
欲に染まらぬ、露のような澄んだ心をもて
📖 引用原文(『ダンマパダ』第33章「バラモン」第30偈) 葉の上の露のように、錐(きり)の尖(さき)に置いた芥子のように、諸の欲情にいささかも汚されない人―― かれをわれは〈バラモン〉と呼ぶ。――『ダンマパダ』第33章 第30偈 🔍 逐語... -
何ものにもとらわれぬ人は、すでにすべてを越えている
📖 引用原文(『ダンマパダ』第33章「バラモン」第29偈・29A偈) 二九福徳をも、禍いをも超え、両方の執著をも超え、執著そのものを超越して、何ものにもとらわれぬ人、かれをわれは〈バラモン〉と呼ぶ。 二九A前にも、後にも、中間にも、何ものも...