2024年– date –
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支配獲得日後2年目の連結財務諸表作成
支配獲得日後2年目(以降)の連結財務諸表作成は、支配獲得日後1年目と同様の手順で進めます。ただし、当期首残高や利益剰余金当期首残高などの項目を活用して仕訳を行います。以下に手順と具体的な仕訳例を示します。 1. 開始仕訳 支配獲得日後2年目も、... -
支配獲得日後1年目の連結財務諸表の作成
支配獲得日後1年目では、支配獲得日からの影響を引き継ぎつつ、当期の損益計算書や株主資本等変動計算書を含む連結財務諸表を作成します。以下に具体的な手順と仕訳例を示します。 1. 開始仕訳 開始仕訳は、支配獲得日から前期末までの連結修正仕訳を再度... -
支配獲得日の連結財務諸表作成
支配獲得日とは、親会社が子会社の意思決定を支配する権利を取得した日を指します。この日に行う連結処理のポイントは、親会社の投資(子会社株式)と子会社の資本(純資産)を相殺消去することです。 1. 支配獲得日の連結手順 (1) 投資と資本の相殺消去 ... -
本支店会計における帳簿の締め切り
本支店会計では、本店と支店の帳簿を締め切る際に、総合損益勘定を用いて会社全体の当期純利益を集約し、最終的に繰越利益剰余金勘定に振り替えます。このプロセスは、通常の帳簿締めの手順に加え、本店と支店間の取引処理を含む点が特徴です。 帳簿締め切... -
本支店間の取引と処理
本支店会計において、本店と支店の間で行われる取引(本支店間の取引)を処理する場合、本店では「支店勘定」を、支店では「本店勘定」を用います。この仕組みにより、会社内部の取引であることを明確化し、帳簿上の整合性を保つことができます。 1. 基本... -
帳簿の締切方法
帳簿の締切は、決算の最後に行い、次期の記帳に備える重要な手続きです。帳簿を締め切ることで、当期の取引や会計処理を終了し、翌期の開始準備が整います。 英米式決算法 英米式決算法は、日本の商業簿記で広く採用されており、簿記2級でも学習する方法で... -
繰延税金資産と繰延税金負債の表示方法
税効果会計を適用することで計上される繰延税金資産と繰延税金負債は、貸借対照表に以下のように表示されます。 1. 表示場所 繰延税金資産 貸借対照表の資産の部に表示します。 「投資その他の資産」の区分内に記載されます。 繰延税金負債 貸借対照表の負... -
その他有価証券の評価差額と税効果会計
その他有価証券の評価替えでは、会計上の処理と税法上の取扱いが異なります。税効果会計を適用して、この差異を調整する仕訳を行います。以下では、具体例を交えて解説します。 例5: 時価が取得原価を下回る場合の仕訳 状況: その他有価証券(取得原価 1,0... -
減価償却費の償却限度超過額と税効果会計の仕訳
減価償却費の償却限度超過額は、税法上の損金不算入となるため、税効果会計を適用します。会計上計上された減価償却費と税法上認められる減価償却費の差異について調整を行います。 例3:第1期末における減価償却費の損金不算入の仕訳 備品の取得額:1,000... -
貸倒引当金の繰入限度超過額に関する税効果会計の仕訳
貸倒引当金の繰入限度超過額は、税法上の損金不算入となります。この場合、会計上費用計上した金額と税法上認められる金額の差異に基づいて税効果会計を適用します。以下に具体的な仕訳例を示します。 第1期末:貸倒引当金300円のうち100円が損金不算入の...