2024年– date –
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目標は社長自身をもかえる:目標の不思議な力
昭和46年、低迷する業績に苦しむU工業との出会いは、一人の経営者とその会社の大きな変革の始まりでした。 場当たり的な経営方針や模索状態に陥る中で、私はU社長に経営計画の重要性を直言し、無謀とも思える「経常利益1億円」という目標を掲げるよう促し... -
経営理念と未来像の形成
事業経営において成功を収めるためには、社長が持つ「経営理念」を基盤とし、それを具現化する「未来像」を描くことが不可欠である。 経営理念とは単なる一般論ではなく、社長自身の哲学や使命感に基づく深い思索の結晶であり、企業の方向性を示す羅針盤と... -
明文化せずに社長の意図を正しく伝えることはできない
経営計画は、企業の方向性を明確に示し、社長の意図を社員に正しく伝えるために不可欠なものである。 しかし、多くの企業では経営計画が明文化されておらず、口頭で伝えられることが一般的である。その結果、意図の誤解や一貫性の欠如が生じ、組織内に混乱... -
一つの目標だけでは見えない経営の落とし穴
売上高の達成を唯一の目標とする企業経営には、想定外の弊害が潜んでいる。単一の目標に社員の関心が集中すると、利益低下や非効率な資源配分といった問題が生じる。 事業経営は、売上だけでなく、さまざまな要因が複雑に絡み合いながら成り立つものだ。本... -
目標を変更するのは誤りー「計画どおり病」の弊害
企業経営において、目標設定は道しるべであり、計画はその実現に向けた重要な指針である。 しかし、現実に直面すると多くの経営者が「計画どおり病」に陥り、実績に合わせて目標を変更してしまうことがある。 この誤ったアプローチは、短期的な安心感を与... -
経営計画なくて経営なし:会社を変革する経営計画書の力
多くの企業が経営計画書を持たず、日々の管理に留まっている現状がある。 しかし、経営計画書は単なる書類以上のものであり、社長自らが策定することで会社の方向性が明確になり、その意志が社員や関係者にも伝わる。 競争力を高め、持続的な成長を実現す... -
会社の自然の成行きは倒産である
会社の存続は自然に任せて成り立つものではなく、社長の主導と意識的な経営努力にかかっている。 大赤字の危機にありながら立て直すことはできるが、それはただの偶然や運ではなく、問題の根本原因を正確に見極め、適切な対策を講じることによって実現する... -
S商事
S商事の経営改善のプロセスは、社長が自らの方針転換と顧客理解を深めたことで大きく前進しました。特に婚礼家具にフォーカスし、シンプルで集中的な戦略を取り入れたことで、事業の方向性が明確化し、利益の増加につながりました。以下にS商事の転機を... -
市場実態調査報告
M社が直面した課題とその変革の流れは、社長自身が直接小売店を訪問し、お客様の実際の声を吸収したことから始まるものでした。社長の訪問で得た知見が、M社を職人経営からお客様第一の販売指向へと変革させ、最終的に業績改善をもたらしました。以下に... -
我社の事業を創る
以下が、M社社長が作成したカバーシートの文面です。このまとめは、M社がパンティーストッキング業界で直面していた課題を掘り下げ、販売促進における方向性を見直すきっかけになった内容です。 カバーシート: M社小売店舗訪問記録 1. お客様の最大の関...