2024年– date –
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最小限記帳
「最小限記帳」と「最小限報告書」の考え方は、企業が効率的に運営されるために、必要最小限の記帳と報告に絞り込むことを目指しています。これにより無駄な作業が省かれ、業務効率が向上します。 最小限記帳のポイント 多くの企業では、必要以上に記帳が... -
繰返し業務を標準化する
会社では多くの人々がさまざまな業務に取り組んでいる。その大半は繰り返し行われる仕事であり、繰り返しの中には一定の法則性が存在する。この法則性を見つけ出せば、業務の標準化が可能になる。 標準化の概念は、テーラーの科学的管理法における「鉄材運... -
仕事の流れを標準化する
会社の業務は、単に縦の指令系統だけで成り立つものではない。なぜなら、仕事というものは部門間を横に流れる性質を持っているからだ。 営業部門で受注された案件は、製造部門の生産計画に組み込まれ、その計画に基づいて購買部門で必要な資材が調達される... -
伝票処理の誤りを防止する
大型の家電量販店を訪問した際、話題が偶然にも伝票処理の話に移った。問題は、仕入先からの納品書と自社の記録の数字が一致しないケースが多いという点だった。「たった2カ月でこれだけ発生するんですよ」と言いながら、担当者はその納品書の束をわざわざ... -
納品書の正しい記入法
納品書は、取引を証明する重要な書類だ。物品の取引が行われると、所有権が売り手から買い手に移転する。その際、売り手には代金を請求する権利(債権)が、買い手には代金を支払う義務(債務)が生じる。これらの債権と債務は、支払いが完了することで消... -
環境を整備する
会社における人々、特に管理職の行動次第で業績に大きな差が生まれることは明白だ。 そうした人々に適切な行動を促すためには、経営計画書で方針や目標を明確に示し、重要事項についてはプロジェクト計画書を作成して推進することが求められる。 しかし、... -
個別チェックこそ本当
社長学シリーズ第二巻「経営計画・資金運用」篇で触れた通り、方針書の各項目ごとにプロジェクト計画書を作成し、さらにその計画書に記載された活動項目ごとに詳細なプロジェクト計画書を用意する必要性を強調している。 また、定期的なチェックが欠かせな... -
指令は文書で
一倉さん、うちでは社員に指示を徹底させることができず、困り果てている。社長である自分をピッチャーに例えるなら、投げたボールが返ってこないどころか、返ってきたと思えば全く別のボールが返されてくる始末だ。こんな状態では、いつまで経っても理想... -
云わせてはならないこと
「俺は知らない」 D社長はこう語る。「管理職には『社長から直接聞いていないから俺は知らない』なんて言わないでほしい。社長は忙しい。誰かに指示を出したときに、それをいちいち全管理職に『こういう指示を出したから協力してほしい』なんて伝える余裕... -
会議は最小限に
営業会議というものがいかに誤ったものであるかについては、このシリーズの拙著「販売戦略・市場戦略」編でも触れているので、そちらを参照してほしい。 多くの会議の実態は右記のようなものであり、有効な会議が皆無というわけではないが、それはごく少数...