2024年12月– date –
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固定資産の滅失に関する会計処理
1. 滅失とは 滅失とは、火災や災害などで固定資産が失われることを指します。滅失した際の会計処理は、保険が掛けられているかどうかで異なります。 2. 保険を掛けていない場合の処理 固定資産が滅失し、保険を掛けていない場合、焼失した固定資産の帳簿価... -
固定資産の改良と修繕の会計処理
1. 改良とは 改良は、固定資産の価値を高めたり、耐用年数を延長させるための支出を指します。これを資本的支出といい、固定資産の取得原価に加算して処理します。 例: 非常階段の設置 建物を防音・防火仕様にする工事 工場の機械の性能を向上させるアッ... -
固定資産の除却・廃棄の処理
1. 固定資産の除却 固定資産を業務用として使用するのをやめ、スクラップなど処分価額がある場合、その処分価額を貯蔵品(資産)として計上し、帳簿価額との差額を固定資産除却損(費用)で処理します。 仕訳例:固定資産を除却したとき 備品 取得原価:60... -
固定資産の買換えの処理
固定資産を買い換える場合、旧固定資産を売却し、その売却代金(下取価額)を新固定資産の購入代金の一部に充てたと考えて仕訳を行います。 1. 固定資産の売却処理 旧固定資産を売却(下取り)する際には、帳簿価額と下取価額との差額を固定資産売却損(費... -
固定資産の売却
固定資産を売却した際には、売却時の帳簿価額と売却価額との差額を処理します。帳簿価額は次の式で計算されます: [\text{帳簿価額} = \text{取得原価} - \text{減価償却累計額}] 売却価額と帳簿価額の差額に基づいて、固定資産売却損(費用)または固定資... -
固定資産の減価償却
固定資産の減価償却は、資産の価値の減少を適切に費用として計上する手続きであり、いくつかの方法があります。それぞれの特徴と計算方法を以下にまとめます。 1. 定額法 特徴 耐用期間中、毎期同額の減価償却費を計上する方法。 減価償却費は時の経過に比... -
固定資産の購入と会計処理
1. 固定資産購入時の基本処理 固定資産を購入した際には、取得原価で計上します。取得原価には以下が含まれます: 購入代価(本体価格) 仲介手数料、不動産登記料 設置費用などの付随費用 取得原価で処理することにより、固定資産の正確な価値を帳簿に記... -
銀行勘定調整表の作成
以下は、与えられた条件に基づいて 銀行勘定調整表(両者区分調整法) を作成するプロセスです。 両者区分調整法とは 帳簿残高(企業残高)と銀行残高の両方に不一致原因を加減し、調整後の正しい残高を求める方法です。 修正仕訳が必要な項目 → 帳簿残高... -
不一致が生じる原因
以下は、銀行勘定調整表における不一致の原因 についての詳細な解説と、修正仕訳が必要かどうかの区別です。 不一致の主な原因と処理 1. 修正仕訳が不要な項目 これらは時間差によって発生する不一致であり、銀行が処理を完了することで解消されます。 (1)... -
その他の債権の譲渡
1. 電子記録債権を譲渡したとき(債権金額と譲渡金額が異なる場合) 条件 B社が所有する電子記録債権1,000円を取引先に950円で譲渡。 差額50円は「電子記録債権売却損(費用)」として処理。 代金950円は当座預金に入金。 仕訳 当座預金 950円 ...