2024年12月– date –
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プロジェクトチームで推進する新商品の成功戦略
A社の社長から、新商品のクロレラをどのように販売すれば成功するのか、という相談を受けた。同社はこれまで新商品を試みたものの、成功例が少なかった。その理由を探るため、これまでの販売手法を詳しく尋ねたところ、各営業所に新商品の販売を任せるとい... -
実績のないものは売りにくい
新製品の開発には多くの労力とコストがかかるが、それを市場に受け入れてもらうのは容易なことではない。J社が独自開発した温水器、K社が提案した画期的な水道管用接手、T社のパワー・ユニット——いずれも性能や品質には自信を持つ製品だが、実績がないとい... -
初期故障対策に万全を期せ
N社は、大型機械を製造するメーカーで、一台数千万円から一億円以上する製品を扱っている。これほど高額な商品である以上、一つの新商品が市場で受け入れられるかどうかが業績に直結する。だが、石油不況の影響もあって売上が低迷し、社長は悩みを抱えてい... -
販売網はこうして作る
K社は、F県I市を拠点にする食料品問屋で、社長は低マージンの事業モデルに限界を感じ、新たな事業を模索していた。そんな折、運よく商社からクロレラのF県全域における独占販売権を獲得。しかし、その販売方法は商社の指導に依存する形でスタートした。 商... -
新事業は社長以外の誰の役割でもない
H社は業界トップのシェアを誇る優良企業だ。その成功の背後には、H社長の徹底した現場主義がある。彼は会社にいる時間のほとんどを開発室で過ごし、顧客から直接聞き取った要望をもとに、新商品の開発に情熱を注いでいる。この顧客訪問と開発室との往復が... -
「王様のアイディア」に潜む危険性
建設機械メーカーの社長から、新商品の相談を受けた。その商品とは、意外にも「新型のブランコ」だった。社長はその独自性を熱弁し、発売前から成功を確信している様子だった。しかし、肝心の販売戦略について尋ねたところ、「問屋に流すだけ」との回答。... -
占有率を制する者が市場を制する
占有率の重要性と市場原理 市場占有率は、事業の存続や成長に直結する重要な要素だ。 経営における基本中の基本とも言えるこの原理だが、実際には驚くほど多くの企業がこれを軽視している。 占有率を考慮しないまま市場に挑み失敗した事例がたくさんある。... -
不用意な開発を戒める:経営者に求められる本質的な役割
不用意な開発を戒める:経営者に求められる本質的な役割 新商品や新事業の開発に関する不用意な取り組みは、多くの企業で見られる問題です。これが単なる失敗で終わるならまだしも、企業の経営基盤を揺るがすような危機に発展することも少なくありません。... -
商品の性格を見極めず進んだC社の新事業計画
C社が立案した新事業は、冷凍食品分野とガス安全器の開発という二つの候補でした。しかし、どちらも商品の特性や市場の状況を見極めないまま進められており、成功の可能性は極めて低いと言えます。この事例は、新事業を始める際に求められる慎重な判断や準... -
ぶっつけで600坪の店舗計画:N社の挑戦と教訓
N社が計画する新事業「家具の小売店」への挑戦は、多くのリスクを内包した無謀な計画でした。この事例は、未経験の分野に飛び込む際に求められる慎重さと準備の重要性を教えるものです。以下に、計画の問題点とその教訓を整理します。 1. 計画の背景 事業...