2023年– date –
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草分け企業の成功体験に学べ
職場ミッションや個人ミッションの議論に時間を割くのは無駄ではないか?そういう意見も一部にはあるが、ミッションの明確化はMBOSの草分け企業が苦労の末に編み出した「MBOSの運営ノウハウ」であり、試しに一度やってみてほしい。MBOSの原典... -
[ステップ(3)]部門の今期計画をよく理解する いよいよ、今期の話をしよう
[ステップ]部門の今期計画をよく理解するいよいよ、今期の話をしようここまでで、中期経営計画の理解に始まり、中長期的な職場ミッションづくり、個人ミッションづくりが完了した。これからは今期(年度レベル)の話になる。ここでも、部門→職場→個人の... -
[ステップ]職場の今期の貢献領域一覧表を作成する職場ですべきことをすべて洗い出す!
ステップでは、部門の年度目標に対してこの職場が貢献すべきことは何なのか?職場ミッションと絡めて考える。次のような「職場の貢献領域一覧表」を用意してワイワイガヤガヤやりながら、記入していくといい。 戦略業務まず、「戦略業務の洗い出し」である... -
部門目標と直接連動しない業務をどうするか
職場の貢献領域一覧表には、部門目標と連動した戦略業務と日銭業務のほかに、その他の業務という欄を設けてある。ここには部門目標とは直接連動しないが、職場ミッション上、この職場がやるべき業務を記入する。たとえば、営業マンが入手した競争相手の動... -
職場と個人の目標を作る
ここまで随分長い道のりを要したが、ここからはいよいよ今期の職場目標と個人目標づくりに着手する。これまでの話し合いでメンバーは、部門経営者の思いや職場の業務の必要性をかなりの程度感じ取り、職場目標の設定に向け、モチベーションを高めているは... -
チャレンジ目標はギリギリ背伸びしたもの
目標設定ミーティングではまず、リーダーがチャレンジ目標の必要性をメンバーと確認し合うことからスタートする。チャレンジとは「ギリギリの背伸び」を意味しており、仕事の質的向上や量的拡大、あるいは未知の領域への取り組みなどがそれに該当する。ま... -
競争に勝つためのチャレンジ目標
1つは、「競争優位」のためである。競争相手よりも難度の低い目標で仕事をすれば、競争に勝てるわけがない。火を見るよりも明らかな事実である。だから、競争相手を意識したチャレンジという視点が盛り込まれた戦略目標を部門は設定し、職場目標や個人目... -
チャレンジ目標は働きがいを促進する
チャレンジ目標の必要性のもう1つは、「能力開発」である。ギリギリ背伸びした目標の達成プロセスは一種の修羅場であり、そうした修羅場体験が、職場や個人の問題創造能力や問題解決能力の開発を促進するのである。自分の実力が飛躍的にアップしたと感じ... -
チャレンジ目標は会社と働く人々をつなぐ架け橋
働く人々が職場の目標を共有し、それと連動した個人目標の「計画→実行→ふりかえり」のサイクルを、スパイラル曲線的にグルグル、グルグルと回すこと。そのサイクルがうまく機能すれば、業績向上への貢献も、働きがいの醸成も可能になる。ギリギリの背伸び... -
目標達成の予感があるか
ここで注意してほしいのは、チャレンジ目標は程よく背伸びした目標であって、難しければ、難しい程よいというものではない、ということだ。本書でも、再三、ギリギリの背伸びという表現を使っている。では、何をもって、ギリギリの背伸びと判断するのだろ...