2023年– date –
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バランスシートの輪=自社の安全性を把握する
◇バランスシートの輪=自社の安全性を把握する 前項の損益計算書に比べ、貸借対照表を苦手とする人は意外に多いようです。損益計算書は対象期間1年間の企業活動の成績表ですが、貸借対照表は会社設立から一定時点の決算期まで営々と続けてきた企業活動の... -
手元資金の重要性
◇手元資金の重要性 これまで損益計算書、貸借対照表と説明してきましたが、中小企業の実態は実は財務諸表からは見えづらい点も多々あります。私は講座の中では特に「手元資金の重要性」を受講生の皆さんに強く訴えていますが、この手元資金こそが経営の実... -
コラム流動比率、当座比率とは
Column流動比率、当座比率とは 本文中では流動比率、当座比率に関しては詳しく触れておりませんが、参考までに以下、簡単にご説明しております。いずれもいわゆる、その会社の短期的な支払能力を判断する指標です。①流動比率短期支払能力の分析指標として... -
コラム財務知識はいかに身につけるか
この記事でわかること 後継者の方には財務の知識を早急に身につけていただきたい、と申しましたが、「関連書籍を見てもよくわからないな」ということは当然、あるだろうと思います。 財務諸表の大まかな構造は同じでも、書籍に紹介されているものは中堅企... -
▼事業計画の考え方~根拠のある計画数値とするために~
この記事でわかること 前項までで、次世代経営者が保有すべき3つの財務知識として●現金収支の流れを把握する●自社の儲けの構造を把握する●現金に近い所から自社の安全性を把握することを挙げ、説明してきました。 これらはいずれも「短期的に自社の経営を... -
◇戦略的中期経営計画の運用
この記事でわかること ここまで、「戦略的中期経営計画」の策定について説明してきました。 とはいえ、「ビジョンや経営計画を策定しても計画通りに進んだことがない……そんなのやる意味あるの?」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 実は... -
◇組織図は戦略を解き明かす説明書
さて、ここまで、自社の経営理念、経営ビジョンを明確にし、その実現のため、具体的に3年後達成すべき目標を定め、特に中小企業が「勝てる」戦略を立案する視点をご説明してきました。ここからはいよいよ、立てた戦略を実行していく手段としての組織づく... -
Column組織図作成の具体例:家電店A社
Column組織図作成の具体例:家電店A社これまで度々例に挙げてきた家電店A社を例に組織図作成のステップを見ていきましょう。A社では、中期経営計画を考え始めた時点では図11のような組織図でした。トップから下位への指揮命令系統の一貫性を重視した組... -
◇組織づくりは「右腕」づくりから
前項のように3年後の組織図を作成し、現在と比較すれば、自ずと今後はどのような能力を持つ人財が必要か、いかにして必要な人財を育成し、あるいは採用するか、という課題が見えてきます。その中でも後継者にとって急務となるのは、自分の右腕となる経営... -
Column幹部陣の能力向上のために
Column幹部陣の能力向上のために 前項で「望ましい経営幹部像」についてご説明しましたが、ではそのような人財を育成するにはどのような方法があるでしょうか。もちろん「人」に関わることなので、その人によって、置かれた状況によって適切な方法は変わる...