2023年10月– date –
-
▼経営における論語と算盤の考え方
この記事でわかること 「論語と算盤」とは日本資本主義の父、渋沢栄一氏の講演集において用いられた言葉で、論語、即ち倫理と、算盤、即ち金銭は矛盾しない、むしろ論語を取り入れることで経済は発展するのだという氏の基本的な考えを表しています。 これ... -
▼経営悪化のパターンと経営の3つの輪
この記事でわかること ◇経営悪化のパターンと経営の3つの輪 中小企業における経営悪化のパターン ●販売不振……売れない ●放漫経営……データ無視 ●赤字累積……長年の経営不振のしわ寄せ ●過小資本……債務超過(過大投資) ●連鎖倒産……関連倒産 再建の可能性は... -
◇自社の現金収支の構造を把握する
前項に挙げた「経営の3つの輪」のうち、「キャッシュの輪」をうまく回していくために、ここでは「資金繰り表」を作成し、自社の現金収支の構造を把握していきます。私は経営者にとって、この資金繰り表こそ最も重要な管理指標だと考えています。……と申し... -
▼自社の儲けの構造=損益構造を把握する
この記事でわかること ◇自社の儲けの構造=損益構造を把握する 引き続き「経営の3つの輪」から、「利益の輪」を回していくためのチェックポイントをご紹介していきます。その前にまず、基本的なことではありますが、損益計算書について少しご説明していき... -
バランスシートの輪=自社の安全性を把握する
◇バランスシートの輪=自社の安全性を把握する 前項の損益計算書に比べ、貸借対照表を苦手とする人は意外に多いようです。損益計算書は対象期間1年間の企業活動の成績表ですが、貸借対照表は会社設立から一定時点の決算期まで営々と続けてきた企業活動の... -
手元資金の重要性
◇手元資金の重要性 これまで損益計算書、貸借対照表と説明してきましたが、中小企業の実態は実は財務諸表からは見えづらい点も多々あります。私は講座の中では特に「手元資金の重要性」を受講生の皆さんに強く訴えていますが、この手元資金こそが経営の実... -
コラム流動比率、当座比率とは
Column流動比率、当座比率とは 本文中では流動比率、当座比率に関しては詳しく触れておりませんが、参考までに以下、簡単にご説明しております。いずれもいわゆる、その会社の短期的な支払能力を判断する指標です。①流動比率短期支払能力の分析指標として... -
コラム財務知識はいかに身につけるか
この記事でわかること 後継者の方には財務の知識を早急に身につけていただきたい、と申しましたが、「関連書籍を見てもよくわからないな」ということは当然、あるだろうと思います。 財務諸表の大まかな構造は同じでも、書籍に紹介されているものは中堅企... -
▼事業計画の考え方~根拠のある計画数値とするために~
この記事でわかること 前項までで、次世代経営者が保有すべき3つの財務知識として●現金収支の流れを把握する●自社の儲けの構造を把握する●現金に近い所から自社の安全性を把握することを挙げ、説明してきました。 これらはいずれも「短期的に自社の経営を... -
◇戦略的中期経営計画の運用
この記事でわかること ここまで、「戦略的中期経営計画」の策定について説明してきました。 とはいえ、「ビジョンや経営計画を策定しても計画通りに進んだことがない……そんなのやる意味あるの?」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 実は...