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COLUMN①ノミニケーション第一章のまとめ

人によっては古い考えだと思うかもしれませんが、私はクライアントに、スタッフやスタッフ同士のノミニケーション(飲み会)を推奨しています。

理由は、単純に〝よい効果〟があるからです。会社を辞める理由でもお話しましたが、スタッフが辞める理由の一つとして、「人間関係」があります。

逆に言えば、人間関係を構築できれば、職場への満足度は上がり、スタッフは辞めづらくなります。

就業時間中だけで人間関係を構築しましょうという考えもありますが、就業時間中は当然のこと、それ以外でも共有できる時間やイベントがあったほうが、経営者とスタッフやスタッフ同士の距離が縮まるとは思いませんか?「就業時間外に会社に付き合う気はまったくない。

プライベートと仕事は別」と思うスタッフと、「飲み会や会社のイベントがあるなら、参加したい」と思うスタッフがいれば、少なくとも私やクライアントは後者を採用したいと思います。

あなたは就業時間中に、スタッフからいきなり「ちょっとお話があるのですが……」と声をかけられたら何を想像しますか?退職の話であることが多いと思いませんか?通常、昨日や今日、いきなり退職を決意することはありません。

上司として、会社として、本当は退職の話を部下が言い出す前に、悩みや不満を聞く場を定期的に作っておく必要があります。

夜の飲み会などの場に限らずとも、昼にランチミーティングとして、一日一人ずつとご飯を食べながら、毎月全員の話を聞いている社長もいます。

三時のおやつ時間として、全員仕事をやめてお茶を飲んだりする時間を作っている会社もあります。

スタッフ同士の飲み会に一人千円を出している会社もあります。社員旅行に家族同伴でもよいとしている会社もあります。方法はさまざまですが、目的は同じです。

皆で時間を共有し、仕事以外の話をする場を作ることです。採用の成功が続くと、人が辞めないので、歓迎会や送別会の数が減ります。

そうなると、会社としてイベントを作らなければ、社員は就業時間内だけで仲良くならなければいけません。昨今、接待交際費が出ないことからも、飲みに行く回数が減っています。

スタッフ同士が仲良くなるのであれば、それは将来的な投資になると私は思います

目次

第一章のまとめ(あなたはこの章で以下のことを学びました)

  • ・中途採用においては、抜けた穴を埋めることだけを見ていてはダメ。抜けた理由を追究し、社内改善をすることが重要。
  • ・中小企業特有の失敗志向を事前に知ることで、そのリスクを回避できる。
  • ・「採用で失敗する会社」の“具体的な七つの特徴”を知ることで、失敗原因をつぶすことに注力しよう。
  • ・求人広告や人材紹介料は人件費と考える。計算することで、退職者が出ることが、いかに会社の経営を圧迫するかを理解できる。
  • ・「即戦力」という甘い言葉に踊らされることで、多くの中小企業が採用で失敗をしている。
  • ・「辞める人材」や「辞めない人材」がいるわけではない。入社時は誰も辞めたいとは思っていない。それでも辞めた。これが事実。
  • ・「会社を辞める三つの理由」と「辞めない理由」を知ることで、自社の改善点が見えてくる。
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