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長期事業構想書(数値)の書き方

まず大きな数字を決定していきます。

STEP
経常利益の目標を決める

会社が得たい経常利益額を決定する

STEP
目次

経常利益の目標を決める

経常利益の目標を決定します。経営計画書などを作成したことがない経営者に対して、とっさに会社をどうしていきたいか質問してもその瞬間あまり明確な答えが返ってこないことが多いです。

ただ経営者は必ず頭の中に「こんな感じにしたいな、、」とぼんやりと会社のイメージを描いています。そのぼんやりしたイメージから、まず経常利益を決定します。

どれぐらいの利益をあげたいか

どれぐらいの費用がかかるか

どれくらいの粗利のビジネスを行うか

売上はどれくらいにしなければならないか

といった流れになります。

経営は常に「逆算」思考

物事は逆算したほうがうまくいきます。

例えば、大学に入るには、試験日から逆算していきます。そうすれば、いつから、どのように勉強をはじめればいいか決まります。ロードマップが正確になります。「とりあえず」勉強するでは受験に合格することができません。

結婚するときも同じです。結婚式の日程が決まれば、席次を決める日や、案内状を出す日が決まります。

経営も逆算が基本。過去計算ではなく、未来計算で考えなければいけません。

最初に結果(来期の利益目標)を決め、結果を得るための実現手段を逆算して決めていきます。経常利益はいくら、そのためには経費はいくらで売上はいくらかを逆算していくのが経営計画です。

経営計画の数字を作成する際、多くの社長が「売上」を先に決めます。最初の来期の売上を決め、最後に経常利益の数字を出す。

私は違います。経常利益を一番先に決定します。その後P/Lを順番に遡っていけば必要な売上がわかります。

今期の総売上の対前年比5%増、10%増と売上を設定し、それに基づいて仕入れはいくらで、粗利益はいくらで給与は、、経費は、、、と計算していくと利益がなかなかでません。

経常利益の数字に根拠はいらない

ではどのようにして経常利益の数字を決めたらいいでしょうか。数字は適当に決めればいい。数字は早く決めるのが正しいのであって、根拠や妥当性は二の次です。

だったらゼロにしましょうというと慌てて2000万円は、、と決める。

ほとんどの経営者は、細かな数字を把握していないだけで、大まかな数字を持っている。赤字の会社であれば経常利益は0でもいい。ゼロは損益分岐点。

根拠も正当性もなくていい。社長が「いくらほしい」と決めればそれが目標額になります。とりあえず数字を決めて、不都合が生じてから修正すればいいだけのこと。

一人当たり経常利益から計画する

それでも経常利益の額がわからないという社長のためにヒント。

  1. 社員1人当たり100〜150万円を基準に考える。
  2. 過去2〜3期の実績数字が黒字であれば推移から見込む
  3. 過去2〜3期の実績数字が赤字であれば赤字累積を埋める
  4. 年間の返済額から考える

経常利益は、会社が存続するために絶対不可欠な利益です。利益が未来の予期せぬ出来事から会社を守ってくれます。

過当競争や不況、資金不足、天災などの危機と直面した時に利益があってこそ乗り越えられるという点で大事な数字であることを社長は肝に銘じておくべき。

おおよその数値を入れる

数値を割り振る

足りない分をどこに当て込むか考える

数値に割り振る

合算表に数値を入れる

合算した数値を経営計画に盛り込む。

数値

項目2023年度2024年度2025年度2026年度2027年度特記事項
事業計画売上高合計2021年には20億円に到達する。
事業計画製造小売事業月次決算と経営計画で安定成長
事業計画製造卸売事業会計と人事で中小企業を元気にする
事業計画製造OEM事業お客様のリスク管理をする
事業計画輸出販売事業2013年より本格化
事業計画輸入販売事業対策とM&Aに取り組む。
事業計画広告事業
事業計画ECコンサルティング事業
新規事業システム販売事業
利益計画事業成長率75%75%75%75%75%10%を目安に成長するn
利益計画総仕入高
利益計画粗利高
利益計画粗利益率
利益計画【内部費用】人件費
利益計画【内部費用】地代家賃
利益計画【内部費用】未来費用
利益計画【内部費用】減価償却費
利益計画【内部費用】一般経費
利益計画【内部費用】計
利益計画営業利益額
利益計画営業利益率
利益計画営業外損益00000
利益計画経常利益
利益計画経常利益率
利益計画決算賞与
利益計画社会貢献度
利益計画税引前利益
利益計画法人税
利益計画当期利益
利益計画労働分配率
利益計画一人当たり人件費(平均年齢32歳〜34歳)
要員計画正社員
要員計画バンジー
要員計画在宅
要員計画合計
設備計画事務所坪数
設備計画設備投資
資本金増資
資本金純資産額
生産性一人当たりの売上高
生産性一人当たりの粗利益
生産性一人当たりの固定費
生産性一人当たりの経常利益
採算性売上高経常利益率20%20%20%20%20%
採算性損益分岐点比率
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