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達成度を確定するために難易度を見直そう

職場目標の達成度は、期初に設定した達成基準に照らして測定する。予定通りの達成であれば「満足水準」の達成度であり、大幅にオーバーすれば「卓越水準」である。未達成の場合は、下回り方によって「最低条件クリア水準」、もしくは「大不満水準」というように区分する。このとき注意が必要なのが難易度の取り扱いである。期初にはギリギリ背伸びした難易度の高い目標を設定したが、その難易度が当初の想定通りのものであったかどうか。そこを検討することが大切である。もし、想定外の要因があるならば、難易度を修正したうえで達成度を測定する。一般的に見られる想定外の要因は2つあり、1つは環境の変化である。たとえば、大口客先が財テクに失敗し、あおりを受けて受注が半減したとしよう。それは想定外の出来事で、かつ職場の総力をもってしても解決困難な事態であった。そう判断できるなら、難易度を修正をしたうえで達成度を測定するのが、正しい評価のやり方である。その場合は上位者や関連部署にも判断を求めることが必要だ。2つ目は、クリエイティブ型の目標によく見られる「やってみたら意外と難しく、予定の何倍もの時間を費やした」という類いの要因である。これもまた、環境変化の場合と同じように、難易度を修正するのが妥当である。もちろん、思わぬ特需による売上増加など、目標達成が著しく容易になるようなことがあったときも、難易度の修正が必要である。

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