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葛藤なしに修羅場行きを命ずるな

人間を別格資源と位置づけて、「ともにハッピー」を追求するというスタンス固めがないままに、リーダーが修羅場へのひと引っ張りを行えば、それはノルマ管理になってしまう。リーダーは、心を鬼にすることなく、当然のごとく、いとも簡単にメンバーの修羅場行きを命令する。そこには「葛藤」が存在しない。果たしてそれで、メンバーは幸せなのだろうか。やはり、会社やリーダーには、「何とかして、メンバーにもハッピーになってほしい」という思い入れが必要だ。それがなければ、修羅場は単なる辛く苦しい場だけに終わってしまい、メンバーの前向きな仕事への取り組みを引き出せない。メンバー自身の、「苦しいけれども頑張って、会社に貢献し、そのプロセスで自分も成長する」という決意と、リーダーのメンバーへの思い入れ。その両方があって初めて、修羅場の乗り切りが可能になるのである。こうした努力をするかしないのか、それがノルマ管理とMBOSとの本質的な違いの1つである。

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