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成果とは何か?

成果とは何か?条件とは、成果の定義をきちんとすることだ。固定観念や世間の常識をいったんリセットし、白紙の状態で「自分の仕事の成果とは何か?」について、職場の一人ひとりがとことん考える。考えた内容を持ち寄って、みんなで議論する。最終的には、リーダーとだけでなく、一緒に働くチームメンバー全員のコンセンサスを取り付ける。関連部署とも合意する。そういう作業が必要だ。たとえば、「営業の成果は売上目標の達成だ」という考え方が世間の常識になっている。果たして本当にそうなのか。営業部隊は売上に全責任を持てるのか。営業が創り出すべき付加価値は何なのか。等々を営業関係者のみならず、組織ぐるみで真剣に考えてみることだ。そうすれば、「〝顧客が気づいていない顧客満足〟を創り出し、〝顧客に提供すること〟が、営業マンの仕事の成果である」という定義が成立するかもしれない。場合によっては、成果の一歩手前にある「顧客満足の創造に向けた試行錯誤」も成果の一部に組み込むことが議論され、合意されるかもしれない。その結果、従来とは一味違う営業活動の展開が可能になる。このように、成果の定義の明確化は、目標や仕事のあり方に、より深いレベルで揺さぶりをかけ、当事者がなすべき仕事の本質の炙り出しを促進する。そういう作業を伴った成果の追求が、筆者の考える成果主義である。

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