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会社をつぶさずに、安定した経営ができる社長は 会社の基本的な数字をつかんでじる。

経営とはせんじ詰めればお金のやりくりです。お金をどう回していくか。それがうま くいっている企業は安定、成長していきますが、お金の循環が滞ってしまえば、それで 終わり。

どんなに輝かしい理念があろうと、画期的な商品があろうと、お金が回らなけ ればそこで経営破たん、倒産です。そうならないために必要なのは経営者が常に会社の数字をチェックし、把握している ことです。

「それは当然でしょう。もちろん私も売上をチェックしていますよ」 経営者はそういいます。

でも、会社経営にはいろいろな数字がからんでいるもの。

それらの数字のすべてを把握しているか。それぞれの数字の裏に何が隠されているか。それをちゃんと理解しているか。

それらをちゃんと理解している経営者は、順調にビジネスを発展させていきます。

ところが実際は、数字はちゃんとつかんでいると豪語する経営者のほとんどが、数字 は知っていても、その本当の意味を理解していないのです。

数字の中身を理解できていないのでは、暗闇のなかを進んでいるのと同じです。

よく こんな状態で進んでいけるものだ、とかえって心配になってしまいます。

実際に、その多くは黒字倒産という憂き目にあうのです。売上から経費を引けば利益 は出ている。だから安心だと思っていても、キャッシュフローが足りない。帳簿上では 利益があっても現実に回すキャッシュがない。

そして倒産してしまうわけです。

倒産の54 %は、数字上は黒字だという調査結果があるくらいです。

特に、負債状況はどうなつているのか、会社の返済能力はいくらなのか、いつ、いく ら返済しなければならないのか、つまり、出ていくお金を正確に把握し、その意味を理 解していなければなりません。

回転率や労働分配率や自己資本率など、むずかしい数字は知らなくてかまいません。また、数字は日々変わるもの。頻繁にチエツクしていなければ意味がありません。

私の相談者でも、PL/BSを毎月分析できていない企業が少なくないのです。

前月、 いくら儲かったかがわかっていない。それで翌月の経営が不安にならないのでしょうか。前月の在庫状態がわかつていないことも驚きです。

私には理解できないぬるさです。私は、相談者には毎月5日までにPL/BSを作成し、中身を十分理解するように、 といっています。

これを実施することは資金管理、在庫管理を徹底することにつながり ます。

実際、服飾販売業のある会社はPL/BSを毎月作成し、その数字の示すところを十 分チェックするようにしたところ、経営状態がみるみる改善していきました。

経営者の 勘だけで経営していたのが間違いだと気づいたようです。基本的な数字をしっかり読み、把握することは経営の基本のキ、だということです。

▼経営とは、数字の動きがすべて。

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