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他社品を修理して

F社の成功例は、修理サービスの重要性を示しています。F社長は、当初、新規の機械販売に注力していたものの、成果が上がらず悩んでいました。そこで私の勧告として、単なる売込みではなく、お客様の求めている「迅速な修理対応」に重きを置くことを提案しました。

お客様にとって、機械が故障した際に即座に修理を行ってくれるサービスの存在は何よりも重要です。多くのメーカーがこの重要なサービスを疎かにしており、F社がこの隙間を埋めることで他社と差別化を図るチャンスを得たのです。F社は自社製品のみならず他社製品も積極的に修理対応することに方針を切り替えました。幸い、梱包機や結束機はシンプルな構造で、パーツ交換により他社製品も修理が可能だったため、お客様の信頼を獲得しやすい状況にありました。

修理サービスを徹底することでお客様の支持を得ていく中で、新品の販売も徐々に増え、やがてその売上は三倍にまで急成長しました。この成功は、F社が修理サービスを提供する際に「自社品も他社品も区別せずにお客様のために尽力する」という姿勢を貫いたからこそ得られたものです。

結果として、F社の取引先メーカーもこの成長に注目し、その背景を知ることとなりました。両社の社長が同じ「一倉セミナー」の仲間であったことも判明し、「同志」としてのつながりが生まれました。

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