職場目標の振り返りは、達成度だけではなく、原因把握も重要である。来期の目標設定や達成手段の材料になるからだ。その際にはダメだった点だけでなく、良かった点の検討も忘れずに行うこと。目標が未達の場合は、みんなの関心が未達になった理由にのみに集中し、有効だった行動の存在を忘れてしまう。また、目標が達成できた場合でも、本来は「なぜうまくいったのか」という観点での振り返りが必要なのだが、達成の喜びに溺れてしまい、その確認が疎かになりがちだ。せっかく振り返りをするのだから、このような状態で終わらせるのはもったいない。達成、未達成にかかわらず、必ず何か意味ある行動があったはずである。それらを拾い出し、その強化策を来期の目標達成手段に組み入れる。そういう着眼点を持つことが、より充実した来期プランを作成するためのコツである。
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