「経営計画発表にあたって」の書き方について解説していきます。
「経営計画発表にあたって」の書き方
- 目的の明確化
- 現状分析
- ビジョン・ミッションの再確認
- 経営方針の策定
- 目標設定
- 戦略・施策の明示
- 役割と責任
- 感謝と期待の表明
- 経営層の決意表明
- クロージング
1. 目的の明確化
- 何のために経営計画を策定したのか、その目的や背景を明確にします。
2. 現状分析
- 現在の会社の状況や市場環境を把握し、SWOT分析(Strengths, Weaknesses, Opportunities, Threats)などのツールを利用して分析する。
3. ビジョン・ミッションの再確認
- 会社の長期的な目標や存在意義を再確認します。
4. 経営方針の策定
- 今回の例では、お客様第一主義、環境整備、経営計画書、社内育成といった方針が挙げられています。
- これらの方針の具体的な内容や意義を説明します。
5. 目標設定
- 具体的な数字やKPI(Key Performance Indicator)を基に、期間ごとの目標を設定します。
6. 戦略・施策の明示
- 目標達成のための具体的な戦略や施策を列挙・説明します。
7. 役割と責任
- 経営層や各部署、そして一般社員の役割や責任について明確にします。誰が何をするのか、どのような責任を持つのかを示します。
8. 感謝と期待の表明
- 社員や関係者への感謝の気持ちや期待を表現します。
- 今回の例では「朝、起きて仕事の出来ることに感謝し…」といった部分がこれに該当します。
9. 経営層の決意表明
- 社長や経営層がどのような姿勢で計画を推進していくのかを伝える。社長の言葉やメッセージが効果的です。
10. クロージング
- 経営計画発表の最後に、全体のまとめや再度の期待を述べ、ポジティブな終わりとする。
この手順に沿って経営計画を発表することで、社員や関係者に対して計画の方向性や意義、彼らの役割や期待を明確に伝えることができます。
実印の意義
私が経営計画発表の際に実印を押す理由は、「会社内で最終的な責任を担うのは社長である」ということを明示するためです。
時々、公務員が不正行為を行った際に「責任を取って辞任する」というニュースを耳にします。しかし、単に「辞める」ことは真の「責任を取る」とは言えません。「辞める」という行為は、実際には問題から逃れることが多く、「真に責任を取る」とは「経済的なダメージを受ける」ということを意味します。
私としては、社長としての立場上、会社が困難な状況になった場合、「自らの財産を使ってその問題を解決する決意」があります。
この決意の証として、私は実印を押すことを選びました。
事例
可能性を解放せよ(キャップをしない)
本当に良い商品(サービス)を、今までにない新しい価値を持つ商品(サービス)を創造し、世界中のあらゆる人々に、良い商品(サービス)を利用する喜び、幸せ、満足を提供し、未来をデザインする。
これまでの常識を超えた素晴らしい商品やサービスを生み出し、全世界の人々に喜びや満足を感じてもらいたいと考えています。未来を一緒に築いていくための方針として、以下の4つのポイントに注力します。
注力ポイント
- お客様第一主義:お客様を最優先に考える
- 5S(環境整備):快適な環境作り
- 経営計画書:経営の方向性を明確にする
- 社内育成:社員の成長をサポートする
これらを磨き上げます。
この経営計画書は家族の期待と責任を一身に背負っている社員が安定した生活を築くため、お客様に愛され支持される会社を実現するためのものです。数字による目標と方針を明確にし、何をしなければならないか、又、何をしてはいけないかを、熱い願いを込めて書き上げたものです。
ここに書かれた目標、方針は幹部が参加して、作成したものですが、最後の利益責任は社長一人にあります。社長の勤めは社員にやりがいのある仕事ができる、環境を整えることであり、その結果、成果が得られれば、社員、皆さんのお手柄です。
したがって実行する主役である社員一人一人に実施責任を持っていただきます。
朝、起きて仕事の出来ることに感謝し、家族・同僚との絆を大切にし、同じ時代に生きる縁の不思議さと喜びを共有して、多くのお客様や関係する方々が応援して下さる会社にします。
社長が先頭に立って、汗を掻いて働きます。無理を承知で皆さんに協力をお願い致します。
令和5年11月1日
代表取締役 土山敬士朗
IMPLEX株式会社 経営計画書
コメント