検討課題解決策は、図表4-5のような課題解決策検討シートを使って検討します。
それぞれの課題に対して、①課題名、②目標・将来像、③現状・問題点、④ギャップ、⑤解決策の順で検討していきます。
普段、皆さんに課題解決策を検討してもらうと、図表4-5の左の方から順番に記述していく傾向があります。
この方法では、現状を分析し、思いつく解決策案を書き出し、その解決策案を実施したらどの程度の目標が達成できるかという考え方となります。
これは以前述べた「現状延長型」、つまり「フォーキャスティング発想」そのものですから、達成できる目標も低くなってしまいます。
このため、ここでも「ビジョン先行型・バックキャスティング発想」を使って目標設定と解決策を立案するのです。
バックキャスティング型の順番で取り組むと、目標レベルが上り、それを達成するための解決策も当初は思いつかなかったものが思い浮かんだりすることがあります。
なお②目標・将来像については、定量目標と定性目標の両方を記述するようにします。
定量目標がいわゆる目標に相当し、定性目標が将来像に相当します。
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