MENU

▼(4)ビジョンをイメージ化して伝える

この記事でわかること

望ましい将来像のイメージが伝わるようにするには、イメージが喚起できるような表現を使う必要があります。

例えば、マイクロソフトのビル・ゲイツは、「コンピュータをすべての机と、すべての家庭に」をスローガンに掲げました。そして21世紀の現在、彼の掲げたスローガンは見事に実現しています。

イメージが伝わる言葉にするには、ビジョンを打ち出す提案者自らが、自分でイメージをして、その見えた様子を「人に伝わるように」表現する必要があります。

その見えた様子を伝えるために、私は「ビジョン・ストーリー」という手法を使っています。

望ましい姿を想像して、その様子をストーリーで表現するのです(図表2-6)。

マンガのストーリーにもあるように、実際にいろいろな企業でビジョン・ストーリー作りに取り組んでもらっていますが、作った人たちはモチベーションが上がりますし、そのストーリーを聞いた人たちからは、「わかりやすい」「共感できる」等の感想が聞けました。

ビジョンがビジュアル化できることのメリットは、社員の実現意欲が湧いてくるということです。

本田技研でASIMOのプロジェクトが発足した時の指示は、「鉄腕アトムを作れ!」だったそうです。

手塚治虫が描いた日本初のアニメである「鉄腕アトム」は、その当時のプロジェクトメンバーにとって、格好のビジョンイメージとなったことでしょう。

このように、ビジョンはイメージが伝わるように表現する必要があるのです。

目次

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次